この連載は、milestoneについてのアレコレを、三人(西岡・吉田・ハルカ)に(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聞いて深堀りする、架空のポッドキャスト番組です。

ようやく涼しさを感じる季節がやってきました。さて今月は?

西岡(以下、西):先月にお話したヘッドランプMS-i2とCloud Half-Zipは、おかげさまで全国の取扱店舗さんに並んで、milestoneユーザーの皆様にも届いているのではなかろうかという今日この頃ですが、今月も新作がございます!

吉田(以下、吉):では、まずは色が追加になったアイテムがありまして…

大森(以下、遥):そっちから?!ウェブコンテンツはホットトピックをいちばん上に持ってくるのがセオリーですよ!

吉:でも、新商品の話からすると、色追加がおまけみたいになってしまうから。

西:それは僕も同感です。本命はドンと控えてますから後出しで大丈夫です。

吉:それでは、兄が登場ということで...

西:え?そっちから?

吉:え?!あれ? 雲行きが怪しくなってきた。クラウドだけに…。

西:上手いこと言うのはええから(笑)まずは手袋からいこうか。

遥:私も手袋が先だと思ってたのに、クラウドの話をしようとしたから止めたんです。

萩原(以下、萩):今日のメインは手袋と聞いてましたから、手袋でお願いします。

西:このやり取り、編集大変じゃない?(笑)

萩:音声じゃなくてテキストなんで大丈夫です。なんとでもなります(笑)


・「2.0」の新色


吉:それでは、仕切り直して、Fast Trail Gloveの話から。去年発売した Fast Trail Glove 2.0。カラーは、ブラック・グレー・ブラウンの三色展開でしたが、ブラウンは在庫限りで終了となります。代わりに新色が登場します。

遥:ダークグリーンでございます。

西:実は今年のカタログでSAKUさんに着用してもらっていて既に載ってるんです。ボディの方は濃いグリーンですが、ミトンの部分は薄めの色になっていて、使やすいのではなかろうかと。

吉:緑というかカーキって、軍物っぽくなりがちですけど、濃い色と薄い色なのでミリタリー感は控えめで、女性でも着用してもらいやすい色目かなと思います。

萩:他の色はどうなりますか?

西:ブラウンは少量残っているだけで終了になりますが、グレーと黒は復活します。10月の頭くらいには新色と一緒に入ってくる予定になっています。

萩:ちなみに「2.0」について詳しくは、昨年の第33回「夏の終わりを告げるもの」で話してもらいました。



・「3.0」の登場



遥:そして、さらにFast Trail Glove3.0も発売になります。

萩:「2.0」があるのに、さらに「3.0」?!

遥:開発の経緯は、西岡さんから語ってもらうのが良いかと思うのですが。

西:Fast Trail Gloveは1.0から始まって進化していってて。「1.0」の生地はすごく良かったんやけど、「2.0」で生地を変更したのは、正直な話、カラー展開したかったっていうのもあるんよね。でも「1.0」の生地は黒しかなくて。僕は「2.0」で、去年のマラソンシーズンは長居公園でペース走をやってたわけ。グローブはめて、腕時計でペースを確認しながら走ってると、冬場の寒い時に、手首の隙間がむちゃくちゃ冷たくて、真っ赤になってた。

吉:Onion HoodyやCloud Hoodyを着てたら、ウォッチウィンドウがあるんで手首を守れるんですけどね。でも、強度の高いランをしてると、暑くなって脱ぎますよね。

西:アームスリーブをしてても、手袋との間に隙間ができるから、そこが寒くて痛いくらい。それを解消するにはどうすればいいか。走りながら思いついたのは「2.0」で新しい生地に変更したけど、「1.0」の生地はあれはあれでフィット感も良かったし、ウォッチウィンドウを付けたらええんちゃうかなと。吉田さんには「要るかな?使わないっすよ」と言われてたけど。(笑)

吉:僕はフルマラソンをしないから、正直言うと、個人的には使わないかなと思ってるんです。でも、やっぱりロードランをする人は、特に手袋が必要になる寒い時期に、強度の高い走りをするので、是非使ってみてほしいです。

遥:もちろんロードだけじゃなく、トレイルでも使えますよ。

西:実際、取り扱いしてくれている専門店さんに新商品の案内すると、しっかり注文頂いたし、ニッチなアイテムのようでいて、実は求められていたんだなと感じました。作って良かったなと思う。

吉:初回の感触はすごく良かったですね。こういうことがmilestoneの歴史の中にちょいちょいあるんですよね。思い起こせば、キャップのMSC-013でオールホワイトをやりたいと西岡さんが言い出した時、僕は「体操帽?そんなん絶対いらんでしょ」と言ってたんです(笑)それが今や超人気商品になってるんです。

遥:真夏に一時期欠品するほどでした。

吉:そんな風になればいいなと期待してます。

西:2.0は生地の厚みがあるからタフで、「3.0」とは違う良さがあるし、用途の違うアイテムが生まれることで、Fast Tail Gloveというアイテムに幅が出たんじゃないかな思ってます。

遥:「1.0」の生地は伸縮性もあるし柔らかくて良かったっていう根強い声もありましたよね。

西:ぶっちゃけ、「2.0」の生地を使ってグローブを作ってる他社メーカーさんはあるんよね。「1.0」や「3.0」の生地を使ってるのは見たことないかも。

萩:確かに指にフィットする感じがあるので物を掴んだりしやすいんですよね。Fast Tail Gloveの開発の経緯については、第10回「山で“はやく”動くなら」で聞かせてもらいましたし、翌年の第21回で縫製を見直して強度がアップした話もしてもらいました。

遥:Fast Tail Gloveの特長はミトン付きであることですが、そのミトンを収納しにくくならないか、収納した部分とウォッチウィンドウが干渉しないようにとか、結構苦労しましたよね。

西:時計をうまく出してちゃんと見やすい角度にするのが難しくて、何度も調整したよな。

萩:トレイルよりもロードの方が時計見る回数は圧倒的に多いし、走ってるペースも速いですよね。そこがサッとストレスなく出来るかどうかは、マラソンの時には結構大事なポイントです。

遥:「2.0」も「3.0」もですけど、親指と人差し指が出せるので、ダイヤル回したり時計を触るときにも便利です。

西:冬の必需品になるんちゃうかな。ちなみにお値段はどちらも同じ価格になっております。



・クラウド兄弟。兄の新色



西:Cloud Hoodyは冬の定番アイテムになったよね。沢山の方に着て頂いてます。ポーラテック社のアルファダイレクトを使用してるメーカーは沢山あるけど、何度もサンプルを作ってテストして、オリジナルなマッピングをして出したものが、今や定番になってる。定番を作って長く走らせるのを大事にしたいと思ってるから、有難いね。新色のカラーは何色だっけ?

遥:パロットグリーンでございます。

西:オウム色やね。ピーコックグリーンとはまた違ったグリーン。ちょっと優しい色味やね。ピーコックは今年は出ないよね?

吉:クジャクは今年はお休みです。

西:緑は私の好きな色なので、今後も色んな色を出していきたいと思ってますけど。なんでパロットにしたんでしたっけ?

遥:Cloud Hoodyのカラーネームは鳥シリーズになってます。

吉:自分としては、先月出たハーフジップが元々やりたかったものではあったんです。

吉:でもやっぱり、お兄ちゃんであるこの形で汎用性のあるアイテムがあってこその、次の目的の尖ったものが生まれたのは、順番として良かったのかな。アルファダイレクトを使ったアイテムを着てみたいけど、という時には、まずこちらを選んでもらうと間違いないんじゃないかと。

西:今年は何色展開だっけ?

吉:五色です。クロウブラック、スワローブルー、カーディナルレッド、スズメブラウン、そしてパロットグリーン。

西:是非お近くのお取り扱い店舗さんでチェックしてもらえれば。

西:あと、ユーティリティバッグの話も。レース終わった後にバッとザックを入れたり、お風呂行く時に着替えを入れるのにとても便利なバッグ。

西:お休みカラーだったソイルベージュが久々に復活します。約10cm×10cmの小型収納ポケットが内蔵されているのでとにかく持ち運びに便利。底部が大きくなっているので容量20Lは用意に収納できるスグレモノ。

西:定番のカーボンブラック、モスグリーンの三色展開です。アイスブルーは売り切れたし、ロマネグレープは在庫限りとなります。

遥:ご連絡なのですが、9月25日から30日まで、株式会社milestone81になるための棚卸し業務の為、オンラインの発送と店舗もお休みになります。ご了承ください。

 

西:また来月25日には面白い話ができると思いますので、今月はこの辺で。さよなら。

吉:さよなら。

遥・萩:さよなら。

今月は、手袋の新作とカラー追加等の秋仕度について教えてもらいました。「2.0」の生地のしっかり感や色使いも、「3.0」のしなやかさとウォッチウィンドウも魅力的です。

落として失くしてしまった「1.0」。調子よく「2.0」を使用していますが、これから本格的に始まるマラソン練習には「3.0」で冷えから手首を守りたいです。

先月の第44回に登場したCloud-Haif Zipをさっそく信越五岳トレイルランニングレースで投入してきました。日が落ちてからの防寒着は、これまではレインウェアを使用してきました。エイド停滞時や、もう走れなくなって歩くしかない状態でも、冷えから体を守ってくれることを確認し、新たな選択肢を手に入れることができました。これからの季節には益々活躍しそうです。

一年掛けて準備してきたレースを終えると、いったん目標を失ってしまいます。来年はどうするか。次は何にチャレンジするのか。レースの面白さは発見と学びがあること。走る前に考えていた道とは、別の道が見えてくることがあります。歩いたり走ったり、進んでいるうちにおのずと答えは見つかるはず。

とりあえずは、地図読み練習しながらルートを模索しようかと。秋の山をさまよいながら。それでは、また来月。


文・構成/萩原 健