この連載は、milestoneについてのアレコレを、三人(西岡・吉田・ハルカ)に(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聞いて深堀りする、架空のポッドキャスト番組です。

萩原(以下、萩):気温がぐんぐん上がってる今日この頃。さて今月は?


・新・手ぬぐい


西岡(以下、西):新しい手ぬぐいを作りました。以前の「LIGHTING TERADACHO」手ぬぐいは、おかげさまで在庫が全て無くなってしまったので。

 

萩原(以下、萩):え! もう無いんですか?

 

吉田(以下、吉):そうなんですよ。完売しました。

 

大森(以下、遥):今回は綿100%なんです。

 

西:きっかけは、ビールを仕入れている箕面ビールさんから納品の際に、こんなん作ったんですって手ぬぐいを頂いたんです。

 

遥:それがめっちゃ良かったんですよね。

 

西:ええやんって。ぱっと裏見たら作ってる工場の名前が書いてあったから、調べたら色んな良い感じの手ぬぐいを作ってはって。すぐ電話をして。後から箕面ビールさんには報告したけど。

 

遥:伝統的な技法なんですよね。

 

西:注染っていう大阪発祥の伝統的な染め方なんやけど、それがええなと思って。手ぬぐい作るのにいろんな方法があって、例えばBAMBI100の手ぬぐいはコスト重視でインクジェットなんやけど、その場合は裏面が白いんよね。注染だと両面染まるんやけど。今回のデザインはmaunawearのバンちゃん(阪東氏)にお願いしました。一緒に工場を見に行って、ここなら間違いないなと。

西:ただ、一発目に上がってきたデザインがすごく良かったんやけど、手ぬぐい屋さんにデータを送ったら、”二度染”になりますって話になったんよ。ベースとなる色を一度染めて、糊を洗って乾燥させて、それから抜染(ばっせん)して、もう一度染める必要があって。

遥:液体の染料を流し込む前に、まず土手を作るんです。これが注染染めのポイントで、つまり色が隣接してると土手が作れないので、二回染める必要があるんです。

:だからよくある伝統的な手ぬぐいって、模様と模様の間に隙間があるんですね。抜染というのは髪の毛の色を一回ブリーチしてから、色を入れるみたいなことですか?

西:そうそう。コストも上がるし、二度染めはやめようかって。バンちゃんにもう一回デザイン考えてくれへん?って何回かやってくれたけど、初回(二度染めのもの)を越えるものが無くて。やっぱり最初にビビッときたのがええやん!  ってことでこれを採用しました。

遥:工場に行ったときに「手ぬぐいの伝統的な柄ってあるんですか?」って尋ねて教えてもらった「妻柄(つまがら)」っていうデザインを踏襲してるんですよね。

 

吉田(以下、吉):一方の角に斜めに絵柄が入っているものを、そういう風に言うらしいです。

 

遥:阪東さんが、ライトを照らして見える景色と見えない景色の違いを、同じ色で表現出来ないかと考えて、一晩寝たら思いついたそうです。

 

萩:頭から被ったり首に巻いたりした時に、左右非対称になるのが素敵ですね。

 

遥:カラーはナギサと

ヨモギの2色展開です。

遥:milestone TEARADACHOおよび、公式オンラインストア限定で販売となってます。そして申し訳御座いません。カタログに記載されてる金額から変更になっております。

 

西:すいません。僕のそこの読みが甘かったな。悩みに悩んで3,200円プラス税で3,520円になります。価格的には高めの手ぬぐいになるんですけど、それくらいこだわったものになったし、自信を持って販売したいなと思ってます。

吉:沢山作ってるわけではないので、良いなと思ってもらえた方に気に入って使ってもらえれば良いかなと思ってます。

萩:版は同じだとしても、職人さんの手作業なので2色作るとなると、純粋に手間は二倍掛かってるわけですもんね。

 

吉:西岡さんは工場で6時間見守ってたらしいですからね。

 

遥:しかも二日間も西:ずっと工程を見てたら涙が出るくらいの作業をしてはって。コストが掛かって当然やなって納得できた。そう思ったら、逆に安いのかもしれん。染める作業は一回で染められるのが二十五枚から三十枚で、それをひっくり返して、土手を作る作業をまたやらなあかんねん。しかも2種類。さらに二度染めやから。

 

萩:倍々ですね。そうやって表も裏もきれいに染まるわけですもんね。


 

・コラボイベント&新アイテム

 

吉:では次は「ムーンストーン」のお知らせです。

遥:ムーンストーンと名前が付いてからは2回目ですが、ムーンライトギアさんとのコラボイベントは3回目ですよね。

 

萩:コラボのきっかけはなんだったんですか?

 

吉:ムーンライトギアさんは取引先さんなんです。ヘッドランプを取り扱ってもらってますけど、僕が入社したとき、なぜか商品展開がMS-i1だけだったんです。UL(ウルトラライト)ハイクを勧めてるのに、なんでやろうと。なので、買い物に行ったついでに私物のMS-G4を持って行って、大阪店店長のカズヤ君(吉谷氏)に絶対こっちの方が軽いし良いよって渡したんです。そしたら、めっちゃいいやんってことになってMS-G4を仕入れてくれるようになったんです。

* 写真:左 moonlightgear osaka カズヤくん : MS-G4使用 / 右シノピー : MS-i1使用

 

遥:MS-i1と比べたら、MS-G4の方が断然軽いですからね。

 

吉:当時、大阪店に居たちゅらさん(中土氏)とこのライトがめちゃくちゃ良いから、これ使って何ができるかって話を箕面の山を走りながらしたんです。ちょうどハンディライトのMS-J1が出たところだったんで、その開発秘話伝えたり、ナイトハイクのイベントをやりましょうって盛り上がったんです。

吉:そしてやったのが第1回のイベントです。これは毎年続けていこうという話になって、二年目は一泊二日で中辺路を一緒に歩いて、その報告会をmilestone TERADACHOでしました。夜を味方につけて冒険しよう、ライトがあればこんな非日常な遊び方が出来ますよって。

遥:そして第三回はさらなる冒険ですね。

 

吉:今回は"幻の熊野古道"と呼ばれている奥辺路へ行ってきます。そしてその報告会を6月12日(金)に開催します。東京からスペシャルゲストDJ High In The Cloudsが来てくれ、DJイベントもします。13日(土)にはお客様参加型のナイトハイクを行います。

 

遥:ムーンライトギア大阪店では、私達がその二日間POPアップをさせてもらいます。

 

吉:モノも出来たらいいねってことで、このイベントを「ムーンストーン」と名付けて、ジェリー鵜飼さんにデザインをお願いして、前回はステッカーを作ったんですけど、今回はそれをTシャツにしました。

遥:Tシャツのボディはmilesitone オリジナルキャンバスTシャツです。ナイトハイクの時に着て来て欲しいですね。

 

萩:一応聞いておくと、ムーンストーンっていうのは?

 

西:もちろん、moonlight gearの「ムーン」とmilestoneの「ストーン」です(笑)

 

吉:それだけじゃなくて、1990年代にイギリスのムーンストーンという名前のアウトドアメーカーがあったんです。日本にも入ってきてましたけど、今ではもう消滅してるんです。そのあたりの背景も含めてジェリーさんにコンセプトを伝えて、ロゴをデザインしてもらいました。月と石がモチーフになってます。大阪発信なので大阪の要素が隠されてるんですけど、それは店頭でスタッフに聞いてみてください。

萩:そのコンセプトっていうのは?

 

吉:月明りの下、自然の中で過ごす遊び方をしようというmoonlight gearさんの姿勢に僕らヘッドランプメーカーとして共鳴してるので、会社の垣根も越えて、さらにお客さんも一緒に、というのがコンセプトです。

 

遥:Let’s Sleep Under The Moon Againですよね。 (moonlight gearのHPの言葉より)

 

吉:ポッドキャストでも西岡さんが言ってますけど、会社としてのあり方もインスパイアされてる部分があるし、スタッフみんなの公私混同の遊びっぷりも。

 

西:俺らのワンランク上を行ってるな。イベントも出来てプロダクトも作れて、そして一緒にフィールドにも行けるのは刺激もあるし、取引先というよりは横のつながりの仲間として、こうしてできるのは非常に有難い話です。これが配信される頃には奥辺路から帰ってきてると思うけど、ゴールに辿り着けるか不安(笑)まあ、ここまで一緒にアクティビティを出来るのはなかなか無いよね。

 

吉:バイブスが合ってるんでしょうね。大口の上得意先さんだからというわけでもなく、実際扱ってもらってるのはライトだけだし、でも心が通じるところがあって。昨年末に行ったノマフェスでも共感することろがたくさんあったし。遥:本当に刺激を沢山もらいました。

 

西:今回も成功させたいし、イベントにも来てもらいたいし。ステッカーもプレゼントします。スペシャルゲストのDJプレイも楽しみに来てもらえたら。

吉:トークイベントの時には、奥辺路に持って行ったザックやギアも、手に取って見てもらえるように展示します。エントリーはこちらから

 

西:というわけで、そろそろお開きの……

 

遥:ちょっと待ったー! 6月はもう一つイベントがあるんです。忘れてないですか?

 



・三周年祭「RUN+MUSIC Vol.3」



西:忘れてないですよ(笑)6月の27(土)と28(日)は、その名の通り、走ったり音楽を聴いたりするイベント「RUN+MUSIC」を行います。milestone TERADACHOの三周年祭になります。今回はいつものメンバーに一人ゲストを加え、四人でのDJプレイになります。

遥:プロトレイルランナーの石川弘樹さん、

Run boys! Run girls!の桑原慶さん、

西岡さん、そしてスペシャルゲストは?!

西:JINDAIJI MOUNTAIN WORKSのジャッキーボーイスリム氏がDJとして参加してくれます。これはもうお祭りやね。ジャキ兄が来るということは、DJというより喋りにくるようなものなので。この曲はねって喋ると思うけど(笑)そこはもう好きにやってもらおうかと。

萩:5月のジェリーさんのトークイベントでも主にジャキさんが喋ってましたよね。二日間とも来るんですね?! これは賑やかになりますね(笑)

 

西:ジェリーさんが個展をしてくれたり、DJ High In The CloudsがDJしに来てくれたり、ほんまに有難い。こうやって仲良くさせてもらえてるのは、ここ寺田町に集まってイベントができる場所があるからこそやと思うんです。ほんまにこの場所 milestone TERADACHOがあって良かったです。

遥:「RUN+MUSIC Vol.3」の詳細は、こちらです。

 

6月27日(土)DJイベント 14:00~19:00

6月28日(日)グループラン 11:00~12:30 DJイベント 14:00~19:00

 

西:今年もイベントオリジナルTシャツ作ってます。6月は熱いイベントが盛り沢山です。

というわけで、寺田町でお待ちしてます。

 

西:それではみなさん、さよなら。

 

吉:さよなら。

 

遥・萩:さよなら。

 

今月は、新しい手ぬぐい、コラボイベント、周年祭について教えてもらいました。

「RUN+MUSIC」は回を重ねる毎に熱を増しています。今年はさらに盛り上がること必至かと。プロトレイルランナーもトレランショップもギアメーカーも、普段音楽をあまり聴かないランナーも、走らない音楽好きのハイカーもフラットに楽しめる、間口の広いイベントです。

「おし!マイ」の過去回ではゲストDJへのインタビューを掲載しています。

第18回「RUNの前にあったもの」(一周年祭)

第29回「RUNと共にあるもの」(二周年祭)

ゲストの音楽遍歴を復習して、ひと月後に備えるのはいかがでしょうか。

ポッドキャストやYoutubeでは体験できない、その場限りの生のコンテンツをmilestone TERADACHOで。

文・構成/萩原 健