この連載は、milestoneについてのアレコレを、三人(西岡・吉田・ハルカ)に(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聞いて深堀りする、架空のポッドキャスト番組です。


寒かったり暖かかったりを繰り返す日々が続きますが、そろそろ春は近いのでしょうか。さて今月は?


西岡(以下、西):みなさん、こんばんは!桜がそろそろ咲き始める頃です。これからがシーズンイン。世間でいうSSです。


吉田(以下、吉)スプリング&サマーですね。一般的にはアパレルはシーズンの切り替わりの2月と8月は商売が落ち着くと言われてます。けど、アウトドアでいうとハードグッズ、例えばテントとか、ハーネスとかはシーズン関係無いんですよ。


西:ヘッドランプもシーズンは関係無いですよ。だから、言ってみたものの、あんまり僕らは意識せずで(笑)


吉:その土台があるのは、有難いですよね。


大森(以下、遥):アイテムとしては、まずはハットが出ましたね。

西:先月お話したハットですね。正式名称は、デナリハットで御座います。


吉:「ちゃぶ台返し」が出ましたね(笑)


西:よくあることやから(笑)そういうのも大事だと思ってるから。


萩原(以下、萩):途中までデナリ・バケットハットって言ってたから、冗談かと思ってました(笑)バケツをひっくり返すんじゃなくて、そっちがひっくり返ったわけですね。


西:結果的には良かったと思うよ。おかげさまで好調です。



・みんな大好き



西:さて、皆さん大好きなジェリー鵜飼さんの個展を二年ぶりにmilestone TERADACHOで行います。前回、娘さんも一緒に来てくれてファミリーのように付き合っていただいたのが嬉しかったし、個展も盛況やったし、またやりましょう、と。毎年は大変なので、二年に一回来てくださいと約束させてもらいました。イベントもなんでもワンショットで終わりではなく継続してやっていきたくて。


遥:個展のタイトルが『Through The Night Softly』期間は、4月25日(土)から5月17日(日)までです。

西:今回もmilestoneのためにジェリー・マルケスの新たなアートワークを描き下ろしてもらいました。


吉:「Let's Keep Pushing Our Limits!(限界を引き上げ続けよう)」という言葉が入っています。想像ですけど、BAMBI100を走られた後だったので、ジェリーさんの頭の中にそれが残ってたのかなと。54歳でもまだいけるって。


遥:個展の開催に先駆けて、第一弾のアイテムが発売になります。


西:描き下ろしてもらったアートワークをTシャツにしてるんですが、これまでとは違うところがあるんです。


吉:そうなんです! なんと今回はバックプリントになってます。

吉:前面にはシンプルに文字だけ。

 

吉:二年前の初コラボは、マルケスがトレイルランナーになったら、と頭にヘッドランプMS-i1を付けてトレランザックを背負って、服装もトレランスタイルで。

 

遥:あれ? そうでしたっけ?


吉:あ! 前回は裸やったね(笑)今回はハイカーバージョンです。山の風景の中をマルケスが歩いてるイメージです。

西:僭越ながら、そんな風にお題を注文させてもらいました。


吉:昔のUL(ウルトラライト)ザックを知ってる人ならわかるかなっていう細かいところなんですけど、ジェリーさんが持ってるザックを背負わせてほしいというお願いもしました。


西:ビデオチャットで顔見ながら打合せをさせてもらって、贅沢にもリクエストを引き受けて頂きました。そして、このアートワークを元にTシャツ三色とプラス一色作りました。


遥:インディゴ、オフホワイト、ウォールナットです。milestone TERADACHOと公式オンライン限定カラーでルビーレッドがございます

吉:Tシャツのカラーについては、ジェリーさんから信頼して頂いて、細かいカラーの指定は無いんですけど、フルカラーじゃなくて二色刷りとか色数を絞った方がレトロな雰囲気が出て良いんじゃないかなってアドバイスをもらいました。


萩:ボティも今までなかった新しいカラーですね。


遥:milestoneオリジナルパターンのキャンバスTシャツは、ボディカラーもオリジナルで染めてますから。


西:正真正銘のメイドインジャパンで御座います。


吉:二年前にジェリーさんのアートワークをTシャツにしたのが、ちょうどキャンバスTシャツが出来上がった頃だったんです。生地も良いし、パターンもこだわって作ったから、この良さを色んな人に知ってもらいたいから、これをボディにしたんです。


遥:コットンライクな風合いのリサイクルポリエステル100%です。

西:さらに、このアートワークを活かして、初の試みとなりますマーケットトートを作りました。milestone TERADACHOと公式オンライン限定になります。

西:Utility Bagと同じように内側の両サイドにポケットを付けてます。

吉:ちょうど、フランスパンが差せます。


西:おしゃれやね(笑)元ネタは吉田君が持ってたREI(アール・イー・アイ)のバッグなんです。


萩:REIって何でしたっけ?


吉:REI(Recreational Equipment,Inc.)は全米に100店舗以上展開してるアウトドアショップ兼ブランドです。日本には店舗は無いんですけど、古着屋さんでマーケットトートを見つけて、サイズも良くて気に入って使ってたんです。


遥:容量は25リットルです。

西:昨日水を25リットル入れてみました。


萩:また?!(笑)Utility Bagの時にも水で測ってましたよね。


吉:1リットルずつ数えて入れました。


西:それが一番確実だから。生地もしっかりしてます。25キロ入っても大丈夫です。


遥:汗で濡れたトレランザックを走り終わった後に、そのまま背負いたくないじゃないですか。ザックを入れて帰るのにちょうど良いサイズかと。


西:お値段は4,500円プラス税となります。



・クラフトビール好きのための



西:ビアグラスも作りました。ガラスじゃなくてアクリルなので、落としても割れません。

遥:アクリルですけど重厚感がありますよね。アウトドアで使えるのが良いです。傷も付きにくくて、ガラスよりも透明度が高いです。新潟産のメイドインジャパンで御座います。


西:ハルカは、milestoneに入社してから「コップをやりたいです」ってずっと言うてたけど、しばらく寝かしてたんよね。チタンマグカップが既にあるし。


遥:クラフトビール好きなもので。


萩:透明なグラスに注いで飲みたいですもんね。


遥:そうなんです。クラフトビールって小麦を使った薄い色の白ビールから麦芽の味がしっかりしてる黒ビールまで、味もホップの香りも多種多様ですけど、その色も様々なんです。ヘイジーと呼ばれる濁ったのもあるし。このビールはこんな色してるんだ!って目で見て確かめて楽しみたいんです。

萩:これは山へ持って行きたい!


西:今回のアートワークにハマりそうやなって話になって実現しました。


遥:想像以上にカワイイ仕上がりになりました!


吉:このグラスとの相性良いですね。


西:こちらのお値段は3,000円プラス税となります。第一弾の三つのアイテムは3月25日発売です。ちなみに第二弾は個展の始まりの時期を予定しています。



・ナショナルパークの



吉:続きまして、キャンバスTシャツのボディに、こちらのイラストを描いてもらいました。


西:STAMP RUN&CO の岡本画伯といえば、デザイナーとしてクラフトビールやアウトドアショップのロゴデザインまで幅広いグラフィックを手掛けられてます。彼の作品がすごく好きで、これまでSTAMPさんとはコラボしてきましたけど、うちのボディでやってくれるのか不安やったんです。けど「全然やるよ」と言ってくれて。今回はナショナルパークっていうテーマで描いてもらいました。これはシリーズになりそうな予感が勝手にしてるんですけど。

吉:milestoneのお客さんの中にも固定ファンがいてはって「あのデザインは再販しないの?」ってよく言われるんです。僕らにはキャンバスTシャツっていうオリジナルの良いボティが出来てしまったので、少し悩ましいことろだったんです。いちばん良い形でお願いすることが出来たんじゃないかと。


萩:ナショナルパークというと?


吉:アメリカの国立公園のスーベニアアイテムみたいなイメージでっていうお題を出させてもらったんです。僕はアメリカのトレイルへは行ったことないですけど、そこのビジターセンターやお土産屋さんで売ってる現地のキャップやTシャツに憧れがあって。行けなくてもTシャツでその空気を感じたい、みたいな(笑)


遥:これまでのデザインを踏襲してトレイルランナーの男女が描かれてます。


萩:「EST 2014」っていうのは、milestoneの設立年なんですね。

 

西:そうなんです。おかげさまで今年で12年目になります。


遥:カラーは、ルビーレッドとペールグレーの二色展開です。

吉:毎年出店してる「TRAIL OPEN AIR DEMO」(場所:青梅市永山公園総合運動場)が4月4日(土)と5日(日)にあるんです。そこでお披露目したいと思ってます。



・レインに四つ目の色



吉:そして、4月の中旬にUp-Swing Rain Hoodyの新色が出ます。


遥:去年1月にレインを発売してから三色展開でやってきましたけど、さらに一色を追加です。こちらはキャラメルブラウンというカラーになります。

萩:ジッパーの濃い色が効いてて、洒落てますね!


西:胸のロゴ色も他の三つはシルバーなんやけど、これだけ変えたんよね。


吉:それも効いてる。新しい色は、これまでの三色と似てなくて、且つ男女どちらも着れる色にしたかったんです。

萩:どうやって決めたんですか?


吉:いつも新しい色を決める時には、紙だとブレが大きいので生地の台帳から候補にしたい色をそれぞれが選んでくるんです。それを出しあって候補となる色を何色かに絞ってから、実際に染めたサンプルを作ってもらいます。そして最終的にその中から一つ選ぶという流れです。


萩:こんなナチュラルカラーをガチレースで着たいです。 パンツとも合うし。


吉:すいません! レインパンツの方は、辛抱できず少し値段が上がってしまってます。


西:ジャケットの方は、お値段据え置きですので。



・ソックス全型に新色



西:続きまして、ソックスの新色です。実はソックスは長く続いているアイテムなんです。デザインは山の景色をイメージしてまして。


遥:詳しくは、第5回「車窓から見えるもの」をご覧頂ければ。


西:今回は各シリーズに新色が出ます。MSC-002のラウンドタイプは。


吉:スノーホワイト。

萩:西岡さんが篠山マラソンで履いてはりましたね。

西:MSC-003の足袋型には、ミッドナイトネイビー。

西:そして、MSC-004のメリノウールに、スプラウトグリーンが出ます。

遥:補強のためにコーデュラナイロンの糸をつま先とかかと部分に使ってるんですけど、これまで糸の色は黒だけだったんです。今回からそれ以外のカラーも使えるようになったのでデザインが多彩になりました。プレゼントにも最適ですよ。


萩:ソックスのカラーバリエーションが増えるとシューズやウェアに合わせる楽しみが増えますね。

西:こちらは4月の中旬に出ます。今日はこの辺かな。



・鋭意制作進行中!

                 

吉:もう一つ今、切羽詰まって制作中のものがありますよ。


西:そうだった! 3月末リリース予定のmilestoneオリジナルカタログ vol.11が進行中です。ハギとはカタログの印刷先っていう関係があったところから「おし!マイ」も始まってるからね。篠山マラソンも一緒に走ったし、アクティビティから仕事まで。ちょうど配信される頃には、刷り上がってる頃かな。


萩:そうですね。綴じる前の折り加工が始まるかどうかくらいかと。


西:いつも印刷に立ち会って、動画を撮らせてもらったりしてるんよね。今回でもうVol.11になりますけど、ブランドが続く限りは頑張って撮影もして、発行していきたいと思ってます。今回もいつもモデル撮影でお世話になってるSayaxxとサクさんと、そして土井さんという鉄板の3人を撮らせてもらいました。毎回協力して頂いてるのが本当に有難くて。良い仕上がりになってますよ。


吉:もう表紙の写真は決まってるんですよね。


遥:まだ見てないので楽しみです。

 

西:本邦初公開。こんな感じに仕上がっています。

萩:今年発売する予定のまだ知らないアイテムも載ってるわけですね。


西:そうですよ。是非手に入れて頂きたいです。

というわけで、「TRAIL OPEN AIR DEMO」にも持っていきたいな。出来るだけ早い方がいいけど、どう?


萩:ええっ!ヤバいです。時間がないです! いつ入稿してもらえるか次第かと。*4月1日より配布開始致します


吉:じゃあ、もう言って良いと思いますけど、(小声)新しいヘッドランプも載ってます。


遥:アレやコレや見てのお楽しみですね!ブース出店していますので、関東近郊にお住まいの方は「TRAIL OPEN AIR DEMO」でお会いしましょう!


西:是非、遊びに来ていただきたいですね。というわけで、今月はこの辺で。さよなら。


吉:さよなら。


遥・萩:さよなら。

 

今回は、ジェリー鵜飼さんとのコラボ第一弾、そして新しいキャンバスTシャツやレイン、ソックスの新色について教えてもらいました。ひとつひとつのアイテムには、連想される憧れの場所や世界観があり、未知なる遠くの地へ連れて行ってもらえるような気がします。

さて、いよいよ山遊びに最適な季節がやってきましたね。先日、初開催のローカル草レースに少しだけ参加してきました。レースを支えるボランティアやエイドが手厚く、温かいコミュニティが育っていることを感じられる素敵な空間でした。出走者の多くにとってコースとなる山は、地元でありホームマウンテン。週末の度に試走に行けば、必ず誰かと出会い、互いに声を掛け合う。本番でも周回コースの後半には逆走が設定されており、すれ違うランナー同士が鼓舞し合う姿がありました。

トレイルとトレイルをつないでレースのためのルートが設定されることで、マーキングがなくともそこに人が集い、一本の道が生まれる。新しい道はその山の見え方や感じ方を変えてくれます。

100マイルとは距離も時間も恐ろしく違いますが、100メートル走を題材にした漫画原作のアニメ映画『ひゃくえむ。』。劇中で何故走るのかと問われた主人公は「本気(ガチ)になるため」と答えます。

遠くの高峰やビッグレースでなくとも、限界を超えて「ガチ」で遊べば、身近な低山が最高の舞台になる。走るっていいですね。


文・構成/萩原 健