八ヶ岳全山縦走からの中央アルプス木曽駒ヶ岳へ
2021/09/26 UP | POSTED BY milestone
九月の連休は八ヶ岳全山縦走へ! の予定だったが、途中岐阜あたりでトラブル発生。
午前5:00頃に、バーストしまして、、、
結果的にJAFを呼び、車を最寄りのディーラーへ移動。そして朝9:00にお店がオープンし、レンタカーを手配する。旅にはトラブルが付き物ですが、そのトラブルを受け止めて柔軟に対応し、次のプランを瞬時に立てる。いわゆるプランBにてミッション遂行。旅に慣れた方なら当たり前の事ですよね? いつも一緒に行ってる仲間達は、プランB, プランC, プランDまで企て、スケジュールと天候を考え中央アルプスの木曽駒ヶ岳に目的地を設定。
ケーブルカーで宝剣岳まで上り、目の前に千畳敷カールが一面に広がりテンションが上がる。しかし、いきなり2500m級の山を登ると低酸素に順応しておらず呼吸が乱れる。
慣れるまで一歩一歩呼吸を整えながら登っていく。そして登りきった所で下を見ると、そこが本日のテン場。よく写真などで見る光景である。既にたくさんの登山者が居る。
我々は蜜を避けるべく、端っこの方にテントを貼る。
新製品のランタンシェードの撮影などを行い20時に就寝。
午前2時起床。3時出発なので身支度をしながら急いで食事を済ませる。
テン場から宝剣岳山頂まで登る。夜間に移動していたので足場はそんなに見えなかったが、
中々ハードコアな感じ。
昼間なら、また違った景色が見えたと思うが、それはそれで怖かったと思う。笑。そして朝日が登る前、いわゆるゴールデンタイムにヘッドランプの撮影をする。
以前にも記した事があるが、ヘッドランプメーカーのゴールデンタイムとは、、、被写体が見えて、ヘッドランプの灯りも見え、足元に照射している光の雰囲気も伝わる時間帯の事を意味する。これは1日のうち、午前中に30分そして夕方に30分くらいしかない。なので、その時はいくら疲れていようが、眠たかろうが、身体が自然に動き出す。このシャッターチャンスを逃すわけにはいかない。
同行している仲間たちも嫌な顔もせず、積極的に協力してくれる。これは本当に有難い事である。
そして朝日が登る。この時は足を停め、ザックを下し、深呼吸しながら、少しずつ登る太陽の光と温もりを体に染み込むように感じとれる。幸せを感じ、今ココに生きていると感じる瞬間である。
上記に記した新作ランタンシェードはヘッデンや小物を入れて持ち運びも出来る。そしてラスボスの空木岳(うつきだけ)。ここは冗談抜きでキツかった。何度も『もう無理っ!』て心で言いながら、時には大声で叫んだ。この登りは本当にキツかった。
同行者に“ゆっくり行ったら良いよ” “少しでも前に進めば必ず目的地に到着するから!”と言われ、その言葉を信じ、自分を励ますも何度も心が折れる。
そして、ようやく。
左から、2、8、6、4、M。そう2864mを登りきった。本当に嬉しかった。
周りは雲海というか、雲の中に居る感じでした。そこから空木岳登山道をひたすら下り、
下界に到着!という事で記念撮影するも、このあと駐車場までの道のりはかなり遠かったのはココだけの話。
また、みんなでアルプス行きたいな!と感じた山行でした。
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