TAMBA_100を終えて

2021/11/30 UP | POSTED BY milestone

先週末は兵庫県丹波市にて開催された『TAMBA100〜アドベンチャートレイル〜』へ。今回も出店ではなく『LAKE BIWA 100』同様、土井選手のサポーター兼カメラマンとして2度目の抜擢でした。

この写真を撮影する前にちょっとしたエピソードがありました。

会場に到着するや否や、NHK BSのグレートレースの取材班に撮影される。(スタート40分前)

LAKE BIWA 100でサポートした際は各エイド毎にジップロックに小分けしてくれていた行動食も今回は手抜き?なのか、まさかのカロリーを計算してね!とまとめて補給食を渡される。サポーターとして試されている感は否めないが、期待に応えれるように頭を整理する(スタート30分前)

いつもは事前に渡される行程表もスタート前ギリギリに渡される。(スタート25分前)

そして入念にNewHaleのテーピングを貼る。(スタート20分前)

すると、異色を放っているスーパーサイヤ人?の格好をした人に絡まれる。

“ほら、仙豆食え!”と『柿の種』を渡される土井選手。このスーパーサイヤ人、、、実は今年のTJARが荒天により中止になった際、土井選手を大阪まで乗せてくれた恩人?でもあるので久々の再会で土井選手もタジタジ。(スタート15分前)

 

行程表を見ながら自身のゼッケンに写し出す。(スタート10分前)

 

会場に着くと、RDの中谷亮太君にマイクを渡され意気込みを話す。(スタート5分前)

 

3密を避けるべく、少し離れてストレッチをし、いよいよスタート。

この大会はトレイルはもちろん、道なき道を進む。遭難などを防ぐ為にも居場所を知らすためのGPS(IBUKI)を必携している。がしかし、土井選手のGPSはサポーターである私の車の中に置いたまま。スタートからまさかの大失態。スタート前にもう少し余裕を持っていたらこんな事になっていなかったのかも。

そして第一エイドに現れた土井選手。GPSの事を確認すると、主催者からウォーターエイドで受け取ったが、ペナルティーとして30分課されたと。

ここからどのようにレースを運んでいくのか?不安もよぎるが、ここはまだ44km地点。始まったばかり。土井選手を直ぐに送り出しどんな順位でどの選手が上がってくるのかと思い、少し長居した。するとトレイルマスターの装着率が多く感じました。

                      

 

       

本当に嬉しい限り。思わず(毎回だが)、トレイルマスターユーザーの方にはお声がけをする。ヘッデンの調子はどうか?トラブルはないかなど。

 

途中、順位は変わるものの、次のエイドには土井選手が一番にやって来た。雨や雪のせいか、温かい“にゅうめん”を頬張る。2玉を急いで流し込む。

2位の飯野選手が後を追う。

   

3位には岐阜の福井選手。焦らず懸命にトップ2人の後を追う。

最終エイドの“ごりんかん”まで、色々あったであろう長い道のりも、いよいよゴールまでラストスパート。しっかりとエネルギーを注入。

最終エイドに着く直前、ウェアに穴が開くほど、派手に転けたと。疲れはあるものの、食欲は旺盛だ。

実は、途中、時計の充電が切れたり、鼻血が出るというアクシデントもあった。電池が切れたので、ナビゲーションを使えなくロストしてしまうという結果もあった。


23時。寒さが厳しくなってきた。体感温度は0度。息も白い。


後を追う板垣選手。がしかし足の様子がおかしい。

傷だらけの上に、指(爪が)限界状態。

 

ボラ、カメラマン、コーヒーマイスターのデコさんが睡魔に襲われている飯野選手の様子を伺う。板垣選手同様、限界寸前状態。

最終エイドを後にする土井選手。次はゴールで!と言葉を交わし。ここで私のミッション(サポート)は終了!? 疲れと眠気はあったが、コンビニで夕食を買い、車内で青椒肉絲焼きそばとチャーシューがのったチャーハンを食べる。一生懸命に走っている土井選手には申し訳ないが、爆食いしてしまった。そしてGPSと行程表を見ると3時間は掛かると推測し、車をゴールの横に停めて仮眠をする。すると、デコさんが車を開けて“何してんの!土井ちゃんゴールしたよ!”って告げてくれた。私、滝汗をかく。ここまでサポートと撮影をしてきたのに、一番感動的なゴールシーンをミスってしまった。いやまたやってしまった。

 

恐る恐るゴールエリアに近づくと、みんなに祝福されている。近寄り難かったので遠くから撮影。

がしかし、私の最後の失態をも受け入れてくれ、ゴール前で記念撮影。スタート時にGPSを忘れるという土井選手の失態に始まり、ゴール時にサポーターの私が寝過ごすという失態に終わる。色々とあった37時間。2位との差も1時間15分も離し、ペナルティーの30分をもクリアした土井選手はやはり凄い選手だと改めて痛感しました。

 

車に乗った途端一気に疲れが出たのか、一瞬で眠りにつく土井選手。37時間、170km、累積標高16000mを走破したらそうなりますよね。

また次もサポートを依頼されるようにスキルを磨いておきたいと思いました。あと大きめの目覚まし時計も忘れずに用意しておこう。

さて、良い刺激を貰ったので、今度は自分が人生初の100マイルに挑戦する。今週末に開催されるTDT100。これは、やるしかないですね!

 

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