milestoneの母体は冨士灯器株式会社と言う“灯り”を主とした釣具製造メーカーとして今年で104周年目を迎える。ご存知の方も居られるかと思うが、コンセプトストアの『milestone TERADACHO』の真向かいにあるのがその本社である。

私、西岡修平は創業の３代目の弟ではあるが、正直“釣り”は得意ではない。

それが主な理由ではないが、10年前にmilestoneブランドを立ち上げ、“海”から“山”を主戦場にシフトしてハイキングを始め、ファストパッキング、トレイルランニングの面白さに魅了され今では、山でのアクティビティを存分に楽しんでいる。気づけば、自分自身１００マイル（約１６０キロ）のトレイルランニングレースも完走するほど体力が付き、山でのアクティビティにドップリはまった気がする。

そんな中、“山”での“釣り”、いわゆる“渓流釣り”の存在を知り、いつも一緒に走ったり、山でのアクティビティを共にしている仲間たちと、“山”へ“釣り”をしに行くようになる。

対象魚はヤマメ、イワナ、アマゴがメインである。

渓流釣りには、テンカラ、フライ、ルアー釣りなど釣り方の種類は色々あるが、自分はルアー釣りを楽しんでいる。＊スタッフ吉田（通称ヨッシー）はスタイル追求志向でテンカラを楽しんでいる。

話は変わるが、10年以上前に自分が釣具メーカーの営業として動いていた時の仲間がいる。４つのブランドがメーカーの垣根を超えて“Holiday＂と言うグループを結成した＊僕以外は釣りのプロ　

気の合う仲間と面白い事を企画する。そして全てが自作自演の完全セルフプロデュース。　

動画はコチラから　我々の活動に多方面から賛同してもらい第2弾では釣りの雑誌社から、第３弾では、あの車のHONDAからオファーをもらい、Holiday仕様のカスタムパーツを作るなど面白い事を企画していた。＊それでも自分は釣りが好きでもなく、みんなと行動するのが楽しかった。

話を戻そう。先日、Holidayのメンバーの一人の岸名氏と世間話をしていると、渓流釣りに行こうと言う話になった。岸名氏はmagbiteというブランドを展開していたり、最近では山波商店という渓流釣りに特化した商品アイテムを作っている会社の代表でもある。

最近よく見る釣った魚を写真を撮る際に重宝するアレ『capture』を作った産みの親である。

そんな彼がガイドしてくれるという事で、投げるポイントからルアーの巻くタイミングまで、アドバイスしてくれるがまま、投げた２投目に掛かったのである。

自己記録を大幅に更新。まさか、自分がこんな大きな魚を釣れるとは、、、４６cmの綺麗なレインボートラウト（虹鱒）が釣れた。

釣具メーカーの息子として生まれ、ようやく釣りの楽しさがわかった気がする。これなら続けれそうだ。いや、もうすでにハマった感じがしている。

長年繋がっている友達とこうして釣りに行けたのも楽しかったし、結果的に釣らせてもらい、本当に嬉しかった。今、関係性のある山仲間達と昔の釣具メーカー時代の友達と一緒にセッションできたら色々と面白そうだからまた行きたいと思う。さて、明日から長野県白馬で開催されるOMM LITE BIKE。時間があれば前後で釣りに行けるかもしれないので、釣り道具は持って行くことにしよう。