この連載は、milestoneについてのアレコレを、三人(西岡・吉田・ハルカ)に(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聞いて深堀りする、架空のポッドキャスト番組です。

2026年もあとわずか。今回は一年を振り返ってみたいと思います。

 

萩原(以下、萩):それでは、今月もよろしくお願いします。

吉田(以下、吉):今年最後の「おしえて!マイルスト~ン」ですね。もう36回目。

西岡(以下、西):丸三年やね。

大森(以下、遥):何事も三の節目を超えると長続きすると言いますよね。

吉:三年目の浮気は大目に見なあかん的な?

萩原:架空のポッドキャスト番組ということで、これまでやってきましたけど、まさか三年目に本物のポットキャスト番組が始まるとは思わなかったです。どっちが本命?(笑)

遥:あっちは、広く浅くなので(笑)

西:こっちはこっちですから。深く狭く。継続は力なりですよ。さっそくですが、振り返っていきましょうか。


・第25回「雨に気持ちを上げるもの」


吉:1月は、UP-SWING Rain HoodyとRain Pants を出しましたね。これは本当に見込みがわからなくて、初回は最小ロットの生産数だったんです。店舗さんからすぐに沢山のオーダーを頂いたので、慌てて1月の時点で再生産を決めましたよね。

萩:この時の「おし!マイ」では、だいぶ深堀りしましたよね。生地の3レイヤーやメンブレンについても。詳しくは第25回を読んでもらいましょう。

吉:こんなに深い話は、動画や音声ではできないですから。じっくり読んでもらえるテキストじゃないと。

 

・第26回「勝負するとき、まとうもの」


吉:2月はDoo-Bop T-shirtと Sleeveless T-shirt に新色が出ました。Natty Shorts 5_inch 

PLUSも。

西:Natty Shorts 5_inch PLUSは今年の個人的ベストギアかな。天候によって上のウエアリングは変わっても、下は常に変わらずで。大阪マラソンもMt.FUJI100も奥信濃100も、どのレースでも欠かさず。靴下とショーツはセットかな。

遥:撥水性も良いですよね。お気に入りのカラーは?

西:ライトグリーンも好きやけど、マスタードかな。遊び心のある明るい色がええかな。形も完成されてると思う。

吉:走るという用途を考えたら、今の形がベストちゃうかなと思いますね。

遥:サイドポケットも慣れると手放せなくなりますね。

西:ハギも履いてる?

萩:PLUSに手が出せないくらい1.0と2.0が丈夫で(笑)2枚で回してます。来年のマラソンに向けてPLUSを買っておこうかな。

西:milestone最大の6色展開やから、好きな色を選んでもらえれば。

 

・第27回「知ってる人は、知っている?」


西:3月はアップデートした milestone × paagoworks MS-i1 + RUSH Light 2.0が出たよね。

吉:そこから既に再生産もしました。ウルトラマランで使いましたけど、収納が大きくなってボトルが入れられるのが良いですね。

遥:「コシヒカリ」としてMt.FUJI100で使いましたけど、霧が出たので見やすくて役立ちました。

萩:頭と腰のダブルライトですね。

西:「casablanca records」をモチーフにしたキャンバスTも出したよね。

吉:これはCOVER君デザインでしたけど、これからもいろんな方とコラボしていきたいと思ってます。来年は既に二人のアーティストの方とコラボが決まっていますので。春くらいかな。

遥:乞うご期待!ということで。


・第28回「気づけば、そばにあるもの」


吉:そして4月。ジェリー鵜飼さんのコラボアイテムの第二弾ですね。Tシャツ、キャップ、ワッペン、ランタンシェード等々ありました。

西:2026年はジェリーさんの個展があるので、またmilestone TERACACHOに来てくれますよ。

吉:個展をやりますという正式情報は、これが初出しですね!

遥:そして、Doo-Bop Hoodyは発売が少し遅れて5月でしたね。

西:今もハルカが着てるけど、フーディはほんまええな。夏の北アルプスでもずっと着てたし。

遥:夏山登山でも使えるし、釣りの時も必ず着てました。フードの有難みも感じました。

吉:フーディは、リリースするのに一番不安があったアイテムだったんですけど、思いのほか良くて、個人的にも今年のベストギアです。夏場の釣りに良いのは想定内なんですけど、冬の今の時期、ランニングにちょうど良いんですよ。サムホールが付いてて袖が長いのも手が冷たい時は有難いし。生地が薄いので強度の高いスピード練習をしてもオーバーヒートしないんですよね。

萩:ウィンドシェルは走り出しの時や風の強い河川敷では必要だけど、そうじゃない場合は、すぐ暑くなりますよね。気温にもよるけど。

吉:冬場のロードランニングにこんなに使えるんや!と思って着てます。これは来年もやりますよ。

西:新色もね!

萩:おっ!今日は今年のおさらいだけかと思ったら、小出しに来年の予告もおしえてもらえるんですね!

西:そして4月はハルカの登場やね。早いもんでもう8カ月。だいぶ濃かったんじゃない?

身長152cm 体重48kg XSサイズ着用

遥:そうですね。もうあっという間で。

西:常にアクティブだから。激動やね。

吉:文字通り激しく動き続けてたよね(笑)

 

・第29回「RUNと共にあるもの」


西:「RUN+MUSIC vol.2」は今年も大盛況でしたね。石川弘樹さんと桑原慶さんのゲストインタビューもやったね。来年の3周年ももちろんやりますよ。5回目には盛大にやりますからね。

吉:大阪城ホールかな(笑)

西:そうやね(笑)イベントのタイミングで缶のワインも発売しました。実は今ホームページのリニューアル中なんですけど、ワインもオンラインから購入できるようにしますので、楽しみにして頂けたら。

遥:お土産にも買って頂いてますよね。


・第30回「ふりかえるから、わかること」


吉:6月は新しいアイテムは無かったんですけど、一旦上半期の振り返りをやりましたね。その代わり、翌月は盛り沢山になりました。



・第31回「必要か、不必要か」


西:キャンバスT「LIGHTING YOUR WAY」シグネチャーモデルの黒は、有難いことに一瞬で無くなりました。

遥:現在はエメラルド色が発売中です。

吉:これは色を変えながら、ずっと続けていきたいデザインですね。

西:そしてMSC-023ベースボールタイプのメッシュキャップも出しました。

遥:西岡さんはこのブリック(レンガ)をよく被ってるイメージがあります。

吉:ハルカモデルの小さめキャップMSC-024も同時に出したけど、思ったよりもよく動いてます。

遥:需要があって良かったです。

吉:ソフトカップもNatty Long Pants PLUSも出しましたね。

萩:ロングパンツのPLUSって冬はどうですか。通気性良すぎないですか?

西:走るのには熱がこもらないし良いと思うよ。走り出したら気にならないかな。

遥:maunawearコラボのアロハシャツも紹介しましたね。7月の「OMM BIKE」で着用しました。

西:レースの最中に、誰か「私、帰ります!」言うてたよな(笑)

吉:入社3カ月の社員が(笑)

遥:アレ?(笑)誰でしたっけ?(笑)

萩:その言葉、現場ではっきり聞きましたよ。そのままチーム解散にならなくて、本当に良かったですね(笑)


・第32回「服は道具か、そうでもないか 」


西:8月にはOnion Hoodyの新色アッシュグレーとロイヤルネイビーが出ました。即完売でしたね。

吉:すぐに売り切れてしまって申し訳なかったので、現在再生産に掛かってます。2月くらいには上がる予定です。

遥:良い色でしたもんね。

吉:UP-SWING Rain Hoodyもこの時期に再販したんですけど、また今在庫が無くなってきています。次は新色も考えてますよ。

萩:なんと!

西:有難いことにレインパンツの方もサイズ欠けしてきてるんです。パンツは2年くらい掛かるかなと思ってたんですけど。

吉:ジャケットのように3色あれば、三分の一ずつの数でいいんですけど、パンツは1色なので3倍の縫製のロットが必要になるので、数をそれなりに作らないといけなかったんですよね。

 

・第33回「夏の終わりを告げるもの」


西:そして9月にはアップデートされた Fast Trail Glove 2.0ですね。グレーがもう無くなってしまってます。

萩:グレーが人気なんですね。

西:黒は他のメーカーさんもやってるからね。

遥:店頭やイベント出店ではブラウンが人気でしたよ。

西:Cloud Hoodyも新色が出ました。カーディナルレッドもスワローブルーも、ええ色やね。

吉:クラウドは来シーズンの色も仕込まないとあきませんね。

西:クラウドには同じ生地を使った新作も出るしね。

萩:なんですか?それは?

遥:クラウドに兄弟が生まれますよ。

萩:それは楽しみですね!

 

・第34回「山の上にも寄せる波」


西:社運を賭けたHeatwave Titanium Hoodyと Pantsが出ましたね。これからまた寒くなるんだろうね。

吉:サイズ欠けも出てきましたよ。

萩:3色のうち、結局何色が人気だったんですか?

吉:黒をいちばん少なく作ったら、どの色も同じくらい売れているので、結果的に黒の在庫が無くなっています(笑)

西:数を予測するのはほんまに難しい。他のメーカーさんも黒を作ってるけど、中綿入りのジャケットは普段使いもできるから黒を選ばれる方もいてはるのかな。

萩:黒なら通勤でも着れますもんね。

遥:私の2025年のベストギアは、Heatwave Titanium Hoodyと Pantsです。夏に北アルプスの社員研修ではシュラフカバーとコレだけで寝ました。秋のOMM本戦ではそこにインナーシュラフを足して、寝袋替わりに使いました。荷物の軽量化もできたし、ここぞというところで活躍したので。

西:山のアクティビティでも、通勤にも着てるよね。

遥:着てます(笑)普段使いもしてますし、かなり使用頻度は高いです。

西:やって良かったな。こないだ気付いたんだけど、表裏逆に着た方がぬくいんよ。

遥:嘘でしょ?!(笑)

萩:反射した熱が中綿に溜まるからですかね。

吉:そうそう。体が発した熱をチタンスパッタリングした生地で反射する仕組みなんですけど、すぐにはね返すんじゃなくて、間に空気の層があるからなのかな。確かに裏返して着てたらぬくいんですよ。

西:来年は裏返しますか(笑)

萩:新色はシルバーですかね(笑)

西:それも含めて検討しましょう(笑)

 

・第35回「地図とコンパスと… 」


萩:そして、ヘッドランプのおさらい回もやりましたね。

西:今年のベストレースを一つ上げるなら、ハルカはどれ?

遥:「LAKE BIWA100」ですね。44時間掛けた大チャレンジだったので。非常に長かったけど、すべてが楽しい思い出になってます。BAMBI100の開催と被らなかったら、また走りたいくらい。楽しんだお礼にボランティアもしたいですね。恩返しがしたいです。

西:既に沢山の方に見て頂いてますけど、レースの様子はYoutube チャンネルにアップされてます。じゃあ、吉田さんは?

吉:そりゃあ、もう「トレニックワールド in 彩の国」ですね。トレイルランニングをこれまでやってきた一つの集大成かなと。

西:サポートとぺーサーとして間近で見れて良かったな。走りたいとは思わないけど(笑)

吉:Doo-Bop Sleeveless T-shirtとNatty Shorts 5_inch PLUSの組み合わせも良かったです。ギアやウェアのトラブルもなく、何不自由なく走らせてもらえました。

西:Youtube 撮っとけば良かったな(笑)もう一回行ったら?

吉:もう行きません(笑)自分みたいな普通の人でも完走できることが証明できたかと。フルマラソンの2時間半切りは、どんな練習しても無理な人がいるんですって。でも彩の国は全然そんな感じではないなと思いました。誰でも練習さえ積めばゴールできるレースだと思います。

遥:練習さえすれば(笑)ですね。どんな練習をしてたかは、ポッドキャスト「週間マイルストーン.COM」の過去回を聴いてもらえらば。

萩:それだけ走ることに時間を費やさないといけないですからね。

西:一発合格はすごいと思いますよ。

吉:名サポーター、名ペーサーでしたよ。

西:俺はやっぱりMt.FUJI100かな。どうだったっけ。飛ばし過ぎてたかな?

吉:それはいつものことです(笑)

遥:八ヶ岳全山縦走もやりました。TDT100も楽しかったし。

萩:来年は自分がTDTに参加するので、しっかり走り込もうと思ってます。

吉:今年はOMM本戦も面白かったし、秘境でヤマトイワナも釣りました。

西:釣りのタープ泊は初体験やったね。台湾のフォルモサ・トレイルも楽しかったな。来年はウルトラマラソンの100キロに初チャレンジしますよ。

吉:自分は分水嶺トレイルに挑戦するつもりです。

遥:私はウルトラマラソンで200キロ走ります。

西:2026年も、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいね。

それでは、良いお年を。さよなら。


吉:さよなら。

遥・萩:さよなら。

 

今月は一年を振り返りながら、チラリと来年のアイテムについても教えてもらいました。今年は新メンバーが加わって、音声と動画メディアも始まりました。さらに進化したmilestoneから、来年はどんなアイテムが飛び出すのか楽しみです。

先月は台湾のトレランレース「フォルモサ・トレイル」に参加してきました。温かい気候と美味しいご飯、「小吃文化」を堪能し、幾多のトラブルも人の温かさで危機を回避して帰ってくることができました。朝ランの清々しさも、レースで「加油」と声を掛け合うのも、場所や言葉は変われど、その気持ち良さは同じ。現地でもmilestoneキャップは愛されてました。

どんな年だったかを思い出しながら、そして来年はどんな年になるのか想像しながら走れば、退屈な河川敷ランもすぐに終わってしまいそうですね。

今年も「おし!マイ」にお付き合い頂き、有難う御座いました。来年も宜しくお願い致します。


文・構成/萩原 健