この連載は、milestoneについてのアレコレを、三人(西岡・吉田・ハルカ)に(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聞いて深堀りする、架空のポッドキャスト番組です。
2026年がすっかり始まってしまいました。さて、今月はどんな話が聞けるのでしょうか。
・関係性があってこそ
西岡(以下、西):明けましておめでとうございます!
吉田(以下、吉):おめでとうございます!
大森(以下、遥):おめでとうございます!
萩原(以下、萩):今年も宜しくお願いします。

西:「おしえて!マイルスト~ン」は、もう4年目に突入やね。年末にホームページをリニューアルしたので、今日はその話をしようかと。今回で三代目になるんですけど、前回のサイトを作ったのが5年前でした。結構こだわって作ったんよね。
遥:トップページでライトが動いてましたよね。
西:ローディング中の動きには元ネタがあって、フランスでルーシーとトレイルマスターのプロモーションビデオを撮ったんやけど、その時フランスの映像チームがエフェクトを作ってくれたんよね。コレめっちゃええやん!って、ホームページで再現したんです。
遥:映像は残ってるんですか?
西:もちろん、Youtubeにあるよ。それも良かったんやけど、5年も経つとそろそろ建て替えが必要で。
遥:商品点数が増えたんですよね。新しくアップした順に表示されてしまうから、過去の商品が埋もれてしまってたんです。
西:例えば、オニオンフーディの新しいカラーは上の方にあるけど、レインウェアやクラウドフーディが間にあって、定番カラーは下の方にあったり。グジャグジャやったんよね(笑)
萩:アパレルの間にヘッドランプも混ざってたり。
西:じゃあ、やり直そうかと。いつからだっけ? やろうやろうとは言ってたけど。
吉:サイトのリニューアルは2025年の大きなミッションとして捉えてました。そのためには、ヤマネンコ(山根さん)からは担当者を決めてくれと。そして、たぶん、それは西岡さんもヨッシーも出来ないと思う、と言われて。
西:俺らではないと(笑)
吉:というのは、他の業務を抱え過ぎているし、どんどん後回しになってしまうから。「これは私のメインの業務」と思ってもらえる人を立ててもらわないと困ると。明確な担当者がいないとメールの返事が返ってこなくなったり、納期がうやむやになったりするから。
遥:一応説明しておくと、山根さんは東大阪のアウトドアショップROCK STEPPERSの店主でありながら、実はウェブデザインの仕事もされてるんですよね。
吉:元々そっちが本業で、ショップが後からなので。
西:ハルカが来てくれたのは良いタイミングやったよね。得意分野だろうし。
遥:前職でウェブ関連のこともやってましたので、その辺の知識も御座いました。
吉:ヤマネンコとハルカは、レースでもお互いにペーサーをし合う関係性もあって。

西:やっぱり、そこやん! 仕事なんやけど仕事以外でもつながっていて、お互いのキャラを分かってる。俺らも知ってる信頼できるパートナーに入ってもらったのは良かったな。
吉:このコラムを全く知らないライターに依頼するより、ハギさんにお願いしてるのと同じですね。
西:バックボーンをよく分かってる仲間と、こうしてカタチにできるのは良いよね。ということで、今回はハルカをメインに進めました。
萩:実際に動き出したのは?
遥:6月くらいですかね。
吉:4月に入社して、まずは色々覚えてもらうことがあって。出荷作業もして3ヵ月間あらゆる業務を覚えてもらって、それからでしたね。
西:もう俺よりmilestoneについての知識があると思う(笑)
吉:クリスマスイブに立ち上げて、しばらく経ってますけど、ハルカがいないと僕と西岡さんはオンラインの出荷作業がまだ出来ないです(笑)
西:小規模でやってるから、全員が把握してるに越したことないけど、一人が一人をサポートして、助け合って成り立ってるよね。ホンマに大変やったと思うけど。
・欲しかった機能
遥:順を追っていくと、まずリニューアルにあたって週一でミーティングして、欲しい機能の意見出しをしましたよね。メルマガやりたいとか。
吉:海外発送もやってみたくて。
西:それな!
萩:海外からオンラインで買い物して、発送もできるんですね。
西:ノルウェーやカナダからも。今日は香港から。
萩:でも以前は出来なかったんですね。
西:全部断ってたんよ。何が難しいって、送料。世界中一律にするわけにはいかないし。商品一点一点の重さを全て量って、箱の重さも量って、コレとコレとコレの注文が来たら、送料はこうですって国によって分けて。
遥:言語も翻訳されますから。
萩:右上の方で英語と日本語が切り替えられるようになってましたね。
西:価格もその国の通貨で出るようにしたんです。

吉:ペソでも出るから!
西:リラでもね!
西:実は、SNSで新商品出ましたって投稿したら「残念、メキシコでは買えない」みたいなコメントを海外からくれてた人がいたんよね。いつも「ごめん」って返事して。彼にも連絡してあげたい。
吉:We are ready!ってね。
西:大きなステップやね。これからどんだけ増えるかわからんけど。
吉:ちっちゃいことなんですけど、実は購入してくれたのが何回目なのか、これまで把握できてなかったんです。だから発送の度に毎回カタログを同梱してたんです。でも何冊もいらないじゃないですか。
遥:注文時の備考欄に「カタログはいっぱい持ってるから、もういらないです」って書いてくれてる人もいたり。
萩:顧客情報に購買履歴が紐付いてなかったんですね。
西:それそれそれ。
遥:お客様の方からも購入履歴を見れるようになりました。
萩:自分が前回買ったサイズなんかも確認できますね。
遥:「カスタマーサポート」の中によくある質問のページも作りました。お問い合わせがだいぶ減りましたよね。

吉:スクロールしていちばん下のところにあります。僕のルーティンは毎朝お客様からのお問い合わせに返事するのがメイン業務の一つなんですけど、毎日5件から10件返信してたんです。それがめっちゃ減りました。
西:身長体重コレコレですけど、Sサイズですか、Mサイズが良いですか?みたいなお問い合わせとかね。
遥:なのでサイズガイドも作りました。およそのサイズがわかるようになってます。あと、発送通知のメールも送れるようになりました。

吉:今までは注文確認メールしかmilestoneからは届いてなかったんです。いつもヤマト便で配送してるんですけど、いつ発送されたかは、ヤマトからしか連絡が行ってなかったんです。
遥:ネコポスで発送したときには連絡できてませんでした。
萩:小さいアイテムの時ですね。
吉:新しくなってからは、milestoneから発送しましたよ、追跡番号はこれですよってメール連絡が入るようになりました。
遥:取扱店舗一覧のページも出来ましたよ。「Retailers」から全国のお店が一目でわかるようになりました。例えば、東京ならどこで取り扱ってますか?とかありましたもんね。
吉:そのお問い合わせも結構あったよね。
遥:過去の検索ワードを分析してみると、「取扱店舗」という履歴が沢山あったんです。
西:現物を見たり袖通したりしたいのは、間違いなくそうだし。俺も購入前には試着してもらいたいし。作って良かったな。
・こだわる適任者
西:けど、一つだけ出来なかったのが、再入荷通知。再入荷通知ボタンを押しておけば、次に入荷した際に、一斉にメールが飛ぶ仕組み。大変そうだったんで、今回はやめときました。ほぼほぼやりたいことは出来たかな。ハルカはどの辺が大変やった?
遥:今までのサイトからの移行作業ですね。
萩:というと?
遥:例えば、西岡さんが何年も書いていたブログを全部作り直したんです。テキストをコピー&ペーストして写真もアップし直して。
萩:それはmilestone側でやったんですね。
西:えぐい量があったから。ブログは10年分くらいあったし。
萩:コンテンツの部分ですね。オンラインショップは?
遥:そこもです。商品写真を1点ずつアップし直しました。
西:写真もキレイにしてくれたよ。
遥:同じアイテムなのに写真のサイズが大きかったり小さかったりバラバラだったのを統一したり。
西:これまで俺はだいたいでアップしてたから(笑)
遥:写真の背景が白バックに統一されてなかったりも。

吉:その辺のことに関してはピカイチですね。
西:適任だったと思う。でも大変やし、他の楽しい仕事をやりたがるから(笑)
遥:そんなことないです!(笑)日々、仕事の優先順位を考えてやってましたよ!
萩:買う側からすると、見やすくなったし、在庫有り無しがわかりやすくなりました。
吉:一つのアイテムに対してカラー展開が一か所でわかるようになって、サイズによっての在庫切れもひと目でわかるようになったんです。買い物がしやすくなったんじゃないかなと思います。
西:プロダクトもカテゴリー分けしたよね。

萩:正直キャップについては、これまで何タイプあるのか分かってませんでした(笑)
西:確かに。種類が多すぎるからね。これで一目瞭然になったよね。
遥:あと、ワインを売り出しました。

遥:milestone TERADACHOとオンラインでしか販売してない店舗限定アイテムは「Exclusive」というカテゴリーに入ってます。
西:初の試みでギフトボックスを作りました。ワインがちょうど4本入るし、チタンマグとのセットも買えます。

萩:このケース、だいぶこだわってますね。プレゼント用に良いし。ギフト梱包代って別途ですか?

西:取ってなくて値段は一緒(笑)喜んでもらえるんちゃうかなと思って本気で作った箱(笑)
・新たなメディア
吉:移行する間、サイトにアクセスが出来ない時間帯が出来てしまうから、影響が出るのを覚悟してたんです。けど、思ったより大丈夫でした。
遥:むしろ、メルマガからアクセスしてくれたり、海外から見てくれたりしてプラスになってます。
西:メルマガはずっとやりたかったんよ。
萩:情報発信はだいたいインスタグラムでやってますよね。メールマガジンをわざわざ始めようと思ったのは何故なんですか?
西:自分達はインスタを当たり前みたいに使ってるけど、みんながみんなそうじゃないから。インスタやってない人だって沢山いてはるから。そういう人達にアクセスしようと思ったらメールが有効かなと。
萩:インスタはフォローしてても優先順位が低いと情報が上がって来ないですもんね。写真だけ見て流れていきそうな気もするし。
西:メールならまとまった情報を伝えられるし、読んでくれるかなと思って。
吉:登録をして頂いた方に「月刊milestone通信」というメルマガを毎月8日送ることにしました。

吉:milestoneのイベントや1カ月の動きをお知らせします。メールを開いて読んでくれる方へ、少し特別感があった方がいいかなと思って、メルマガからしか読めない僕の個人的な隠しブログを「The New Yoshida Times」という名前で始めました。
萩:ニューヨーク・タイムズ紙に寄せてるわけですね(笑)
吉:そうです。ロゴも(笑)そこへのリンクはホームページからは行けなくて、メルマガからしか行けないようになってます。

萩:1月のメルマガは届いてましたけど、見つけられなかったような。
吉:アンダーバーとロゴマークにリンクを貼ってたんですけど、気づきませんでした?
萩:入口がわかりませんでした。言われないとロゴをクリックしないかも。「コチラから」ってベタな目印があった方がわかりやすいかも。
吉:そっかー! では、初回だけ特別にお見せしましょう。「The New Yoshida Times」はコチラから。
吉:次回の配信は2月8日です。登録がまだの方はホームページの一番下にメールアドレスを入力する項目がありますので、そちらからぜひご登録お願いします!
遥:他に新製品や再入荷があった場合には、私の方から別途メールでお知らせします。
西:あんまりしょっちゅうメール来るとうっとうしいやん? だから大きい内容だけにしときます。
西:どう? どれくらいの人が読んでくれてるの?
吉:「The New Yoshida Times」をクリックしてくれている方は、極めて少ないですね(笑)
西:でもさ、ホンマに思うねんけど、読みに来てくれてる人はめちゃくちゃコアなお客さんなんやから、そこをいかに大事にするかやと思うで。だってその人達はヨッシーのコアなファンなわけやから。
吉:わざわざ見たいと思ってくれるレアな方達ですね。
西:一人でも二人でも増えていったら嬉しいやん。その過程を楽しんだらええと思うし、そのために最適なコンテンツやと思うわ。
萩:その読者に届けるつもりで書くのが良いんでしょうね。
西:アーティストがライブ会場に3人しかいなかったけど本気で歌いましたっていうのと一緒。そうやって新しいこと始めて、その反応が見れるのが良いよな。今まで響いてるかどうかわからへんかったけど、じゃあ次はこうしようってこれからはできるやん。
遥:分析もしやすいです。
・「おし!マイ」ランキング2025
西:この「おしえて!マイルスト~ン」も反応が見れるってことやな。ハギも知りたいやんな?
遥:実は、昨年一年間でどれが一番読まれてたかは、結果が出ております。
西:じゃあ、上位5回のランキングを発表しよう。
吉:だるるるるるるるるー(ドラムロールの音)
遥:じゃん。第5位、第11回「その先を照らすもの」何の回でしたっけ?
萩:ハンディライトのMS-i1ルートファインダーですね。まさかの2年前のものが。

西:次、第4位。
吉:だるるるるるるるるー(ドラムロールの音)
遥:じゃん。第12回「雲をかたちに」クラウドフーディですね。商品ページからリンクに貼ってるからですかね。

吉:だるるるるるるるるー(ドラムロールの音)
西:もうええんちゃうかな(笑)
遥:じゃあ一気に。第3位、第31回「必要か不必要か」。

萩:Tシャツ、帽子、ソフトカップ、ナッティロングと盛り沢山の回ですね。
遥:第2位、第7回「Gって何のG」MS-G3とG4のヘッドランプですね。

西:では、栄えある第1位は?
遥:第3回「ホワット・イズ・ナッティ?」でした。Natty Shorts 1.0と2.0そしてPLUSのページにもリンク張っているので、やっぱり商品ページから見られてますね。

西:だいぶ初期やん!
吉:より詳しく知りたいという方に読まれてるから、やっぱり大事なコンテンツやね。
遥:ポッドキャストは浅く広くでやってますけど、こっちの深堀りコンテンツも大事ですね。作り手の思いも伝わるし。
西:コラムのええところ。アイテムが生き残ってる以上は、タイムレスでコンテンツが生きてる。
遥:滞在時間も長いですね。しっかり読んでくれてます。
西:ホームページは自分達の顔でもあるし、名刺でもある。これからも常にアップデートしていきます。インターナショナルに、言語が変換されて通貨も変わることで、その国の人にとって親しみやすいブランドになってくれたらいいなと思いますよ。
そして、みんなが見てくれてる裏側では、リアルタイムでどのくらいの人が見てくれているか、どの国からアクセスしてくれているのか、今まではふわっとやってたけど、そういう分析ができるようになったし、その状況が携帯で見えるんやから。
萩:この「おし!マイ」も海外の方に読まれる可能性もあるわけですね。
遥:英語で読まれてる形跡がありましたよ。
萩:嬉しいですね!
西:寺田町発の小さなブランドやけど、インターネットを介して世界とつながれるというのは夢ある話やと思う。もっと使いこなして駆使して、次に生かしていけたら言うことない。
吉:生み出して育てていくのは、プロダクトと一緒ですね。
西:じゃあ今月はこの辺で。さよなら。
吉:さよなら。
遥・萩:さよなら。
今回は新しくリニューアルしたサイトの裏側について教えてもらいました。見やすく使いやすくなりましたよね。「おし!マイ」は「Watch,Read&Listen」の中の「Columun」をご確認ください。試しに英語を選択してみると「Tell me! milstone」と翻訳されていました。新鮮ですね。世界中に公開されていると思うと背筋が伸びます。
その後に続くタイトル付けにはいつも悩むのですが、知りたくなるような、教えて欲しくなるような、少し引っ掛かりのあるものにしたいと考えています。
デジタルの世界の情報は次々と更新され、いくらでもあふれていますが、作り手の思いと真摯さがあれば、きっとどこかの誰かに届くような気がしています。
それでは、また来月、ここで。あるいは、山で。
文・構成/萩原 健



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第36回:おしえて!マイルスト~ン「変わらぬものと変わるもの」