ROAD TO T.D.T.100 miles 〜100マイルへの道のり〜

2021/12/09 UP | POSTED BY milestone

T.D.T.100 (ツール・ド・トモ・100 miles)というランニングイベントを知ったのはちょうど1年半前の事。アンバサダーの土井選手と『ROAD TRIP』といって全国各地のショップさんとタイアップして、

フラッグシップのヘッドランプ「トレイルマスター」を装着してもらい、ナイトランをする企画が東京の高尾を終え、

次の目的地山梨へ向かう道中にアンバサダーの櫻井洋一郎氏からメッセージが届きました。その内容は『100マイルのペーサーをして欲しい』という依頼。しかも『翌月開催!!』

 

移動中で助手席に乗っていた土井さんにその旨を伝えると、とりあえずRD(レースディレクター)のTOMOさんがやっているPODCAST『100miles 100times』を聴けば『T.D.Tとは何か?』、『T.D.Tイズム』を把握する、という所から入っていきました。

 

PODCASTのバックナンバーを聴くと、T.D.Tとは『レース』ではなく『グループラン』なので、楽しそうだけれど、距離的(160km)、時間的(24時間以内)も厳しそう。そもそも私自身、ペーサー(90km)なんてする走力すら無い訳で、、、*当時の最長距離が大阪で開催されたくろんど輪舞曲(ろんど)の60km。しかも開催まであと1ヶ月。もう少しトレーニングをしていたら即答で引き受けたけれども、、、不安要素が多い中、悩む。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、櫻井さん(サクさん)は過去に100マイルレースを何本も走破しており、エントリーしたレースには必ず完走することで“完走職人”という別名を持つほど走力に長けているランナーがなぜ私に?

すると、『T.D.T.は愛で溢れているから』、『その愛に触れて損はない』という言い回しだったような、、、、だからペーサーを依頼したと。

 

『ROAD TRIP in 山梨 w/ ミチガマ』の打ち上げで土井さん、RYU-Gさん、スリーピークスRDの松井さんにも引き受けるか否かを相談したら、“絶対良い機会だからペーサーを引き受けるべきだ!”と背中を押してもらい、翌日に承諾したのを鮮明に覚えている。

そこからは時間があまりない。“とりあえず月間200キロは最低走ってくださいね!”と言われ、今までそんなに走ったこともないのに、承諾した以上、目標に向かってやるしかない。そして無事にペーサーのミッションを遂行した。90キロ弱を併走し、会話し、時にはウトウトしながらも一緒に走った。人生最長距離を達成したことがとにかく嬉しかった。

そして翌日、翌年の出走権を抽選するロッタリーをメインとしたバンクエットが開催。そして、まさかの私が一番クジを引いて、出走権を獲る。つまり翌年に100マイル(160キロ)を走る。という事が確定した。ここから全てが始まった。いや、大袈裟ではない、全てが変わった、気持ちや、体型、生活習慣も。

モチベーションを維持するため、そして走力を強化するため、大阪のとある練習会に参加した。そこで走っている時に声を掛けられた『milestoneの西岡さんですよね?』この方こそ私を次のステージへ導いてくれた張本人、吉田直史氏である。『毎週水曜日に柏原の葡萄坂を走っている、そこには、T.D.T完走者(猛者)が多数いるし、良かったら!』と。そこから一年、ほぼ毎週雨が降ろうが、雪が降ろうが、水曜日に皆んなで走り、笑い、週末には山を登り、自転車に乗ったり、合宿したり、飲んだり、焼いたり、とにかく気の合う仲間とトレーニングをした。みんな私よりも走力があるので、何とか遅れずに付いていけるように走った。全てはT.D.Tを完走するために。

続く。

 

 

 

 

 

 

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