第31回:おしえて!マイルスト~ン「必要か、不必要か」
2025/07/24 UP | POSTED BY milestone
この連載は、milestoneの三人(西岡・吉田・ハルカ)の話を(#水曜ぶどう坂練 で出会った)ライターの萩原が聴いて、深堀りしていく架空のポッドキャスト番組です。
西岡(以下、西):皆さん!こんにちは!
吉田(以下、吉):皆さん!こんにちは!
大森(以下、遥):皆さん!こんにちは!
西・吉・遥:三人そろってマイルストーンです!!!
萩原(以下、萩):今日も元気に有難う御座います(笑)それでは、今月も宜しくお願いします。
・シグネチャーアイテム
西:7月は豊作でございます。たまたまなんですが、色々なアイテムの発売が重なりました。まずは、キャンバスTシャツのご紹介です。このデザインはブランドにとっても象徴的なデザインといいますか。
吉:シグネチャーアイテムですね。
遥:でっかく「LIGHTING YOUR WAY」って入ってる皆さんお馴染みのデザインかと。
西:デザイナーのK君がデザインしてくれて、過去にはBRINGさんのボディを使用してたんですよね。今では我々オリジナルの生地とパターンである「キャンバスT」のボディになっています。今回はブラックが初登場となりました。たまたま偶然にも三人とも今キャンバスTを着てますけど、着心地はどうかな?
吉:普段着るのにめっちゃいいですね。ご近所ジョギングにも使えます。もちろんレースでも着てくれてる方もいてますよね。
遥:6月の二週目にあった奥信濃100では沢山の方に着て頂いてました。ジェリーマルケスのデザインのものとか。
萩:普段着にも使えてそのまま走れるから、ランニングと日常を繋げられるTシャツってことですね。しかも黒は使いやすそう。
西:オフィシャルオンラインストアとmilestone TERADACHOの限定販売となりますのでご了承ください。
・帽子の新しいニーズ
吉:続きまして、キャップですね。これはハルカから説明を。
遥:実は私、これまでもmilestoneのキャップを被ってたんですけど、少し大きかったんです。
西:頭が小さいからね。
遥:頭囲54センチなんです。milestoneの帽子は56.5センチからなので、安全ピンで留めて被ってました。というわけで、私のような頭が小さい方でも被れる、小さめのサイズのモデルを作りました。
吉:54センチというと4歳児くらいのお子さんの標準サイズやね。
遥:こちらのMSC-024は、52.5センチから57.5センチまで対応したモデルになります。テーマは森と海。自分の住んでいる街を走ると見える景色をバックに、元気に駆け回るお子様をイメージしました。カラーネームはフォレストとマリンです。
西:ハルカがそうやって工夫しながらウチの帽子を被ってるのを知ってたから、入社初日にやってみたらって。カラーも俺が選ぶとある程度決まってしまうし。
萩:今まで無かったカラーですか?
西:グリーンのメッシュはこれまで使ってないし、ロゴは刺繍バージョンだから、織ネームを使ってるMSC-013とは違うし。
吉:西岡さんだったら選ばない色使いですね。逆にクセが無くて売れそうです。
西:良いと思う。ハルカのカラーを出してくれたら。ハルカが入ったことで、小さめサイズの帽子っていうニーズを発見できたわけやし。まずは2色展開やけど様子を見ながら、もし反応良ければ、色違いを作っていけばいいかなって思ってます。
遥:親子で被ってもらえると嬉しいですね。
・走れる新型
吉:そして、さらにもう一つ帽子があります。ハイカー向けのMSC-022が大変ご好評を頂いてまして。もちろんランの方も被ってくれてるんですけどね。これってMSC-016の後継種なんですけど、後ろのストラップはゴムでフィット感もありますし、上からヘルメットも被りやすいように「チョボレス(てっぺんのチョボが無い)」という022のデザインは踏襲してます。よりランナーの方が被りやすいようにメッシュにしました。色はバシッと西岡さんのセレクトカラーで。キャップの色を僕が決めるとホンマに売れないんですよ(笑)すぐ廃番になったり。
西:ホンマに(笑)アレは売れないからじゃなくて、生地が廃番で無くなってしまったから。そうやって継続できないのは、歯がゆいところではあるんですけど。
吉:西岡さんの指定でサイドメッシュはグレーで統一しましたよね。ロゴの刺繍もできるだけ同色で主張し過ぎない感じで。
遥:カラー名はなんでしたっけ?
西:クローバー、カラシ、インディゴ、レンガの4色です。キャップは本業やから力入れてるからね。
萩:(苦笑)
・必ず要るモノ
吉:キャップに続いて、次はカップやね。
西:一応言うとくと、カップって英語で書くと「CUP」。「U」の発音はお腹をどつかれた時の音やから、CAPとCUPは別もんやからね(笑)
萩:また文字で伝わらん話(笑)
西:レースに出たら、走りながら「あんなんあったら良いな」ってよく思うんです。レースの必携品っていうのはニーズがあるだろうなと思ってて。レースベルトもよく着けてくれてるよね。
遥:大会で見掛けると嬉しいですね。
西:川崎雄哉君は昼間のレースでヘッドランプの出番が無い時でも、レースベルトを付けてくれてるから愛を感じてます。
西:奥信濃100の時に走りながら携帯カップが必携品だったから、これを作ろうと思いついて。「LIGHTING YOUR WAY」と入れたらカップの大きさに対してバランスがええなと思って、帰ってすぐデザイナーのK君にお願いしました。
吉:こちらのソフトカップもオフィシャルオンラインストアとコンセプトストアmilestone TERADACHO限定販売になります。
西:カラーは、カボスグリーンと
吉:ブラックベリーの2色です。
吉:容量は200mlで耐熱60℃まで。味噌汁くらいならいけるね。
遥:しかも、カラビナが付いてくるんですよね。
西:はい。数量限定ですが、近日発売予定となっています。
西:こういうレースの必携品はこれからも作っていきたいね。例えば、ヘッドランプとか。
萩:(苦笑)ここ僕がツッコむところですね。さっきの「キャップが本業」もスルーしてしまいましたけど(笑)
吉:(笑)それでいうと、後部認識灯は作ってないですよね。創業100年以上のライトメーカーやのに「なんで出さへんの?」って本当によく言われるんですよね。なので、その辺りの話を西岡さんからお願いしてもいいですか?
西:そこね。実際のところ、アマゾンや100均や色んなところで売ってますよね。うちがそれなりの価格で出したところで、果たして誰が買うかなってところなんです。安かろう悪かろうで良ければ、見つけてきたものにロゴだけ乗せれば出せるけど、それだとノベルティですやん。
吉:「本業」がライトメーカーやのに、プロダクトとしてそれをやるのはどうかっていうことろですよね。かと言って、赤い光が他社のものよりめっちゃ綺麗だからといって、それをお客さんが喜んでくれるのかっていうと、また違うし。
西:そういうことやね。ホイッスルとかやる?
遥:熊鈴は?
西:常に募集してますので。もし欲しいアイテムがあれば、ご連絡くださいね。
萩:赤く点滅するヘッドランプってありませんでしたっけ?
西:MS-G2があります。
吉:ちなみにG2を後部認識灯としてMt.FUJI 100で使いましたけど、二晩目にはバッテリーが切れるので、二個持って行きました(笑)
・涼しいロングパンツ
西:まだあります。ロングパンツが出ます。Natty Long Pants PLUSです。
吉:生地が変わりましたね。
遥:Natty Shorts 5_inch PLUSと同じサラサラの生地です。
吉:ショーツと同じ色でええようなものですが、敢えて全て新しい色で。マスタードがロングになると少しクセが強いし、ロングパンツで欲しい色をそろえました。Natty シリーズ2.0の生地がもう廃番なんですよね。ショーツもロングもあの生地を使えなくて、どちらも作れなくて在庫限りで終了になります。ほとんどサイズも無くなってしまっているんですけどね。形は変えず、生地のみ変更しました。
西:パンツの色に合わせてロゴの色も変えましたよ。生地がすごく良い。汗抜けが良いのはショーツで感じてもらってると思うんですけど。
萩:1.0のロングパンツが冬用なら、こっちは夏用って感じですかね。真夏は短パンで走るとしても、電車に乗ったり移動する時には涼しいロングパンツを履きたいから重宝しそうです。既に持っているけど、生地が変わるとまた使い方が全然変わりそうです。
吉:2.0はカモシカグレーが人気だったんですよ。なので、その代わりとしてグレーも揃えてます。
遥:ココナッツブラウン、オリーブグリーン、ストーングレーの3色ですね。
吉:ショップの方に発売を予告した際にもグレーは良い色だねって言ってもらってるんです。
萩:トップスや他にカラフルなアイテムを使っても、あるいはモノトーンで合わせても、グレーは馴染むから使いやすいですよね。
・山で着るアロハ
西:そして、最後にスペシャルアイテムがございます。山で着れるアロハシャツ maunawear (マウナウェア)とmilesotoneのコラボアイテムです。先月の「おし!マイ」でもチラッと紹介しましたが、maunawear について、詳しくはブログにも書いてます。今回作るにあたって改めてヒアリングをしてくれて、milestoneのこれまでのアイテムをシャツの柄として落とし込んでくれています。
吉:全体としてはポリネシアン調の柄になってるということです。創業当時の商品であるカーバイドランプからTrailmaster、そしてMS-i1、ロゴマーク、「LIGHTING YOUR WAY」、キャップ、ビール他、まだまだ沢山のモチーフが散りばめられてます。
遥:柄の一つ一つに全て意味があるので、何の柄なのか探すのも楽しいですね。
西:シャツを一枚作るって、ただパーツを縫い合わせるだけじゃなくて、その前にプリントが上がってきた生地をカットして、ロックミシンを掛けたり下処理をするのに、ものすごく時間が掛かるんよね。ほんまに細かい大変な作業だなっていうのが、現場を見せてもらって分かりました。全て一人でやってるから。もちろん、柄の絵を描くところからやってますから。
吉:長袖の場合、1日に作れるのは約一枚って言うてはりましたね。いろんなボタンをめっちゃ探して、ボタンは柄に合わせて変えてるらしいです。まずはOMM BIKEでチームmilestoneのユニフォームとしてお披露目します。
遥:そして、8月24日日曜の営業日にはポップアップ受注会をします。milestoneコラボ柄は10枚限定です。
西:オープン段階で、もし10名以上の希望者がおられた場合には抽選にさせて頂きます。
遥:サイズはXS、S、M、L、XLの5サイズと半袖、長袖が選べます。生地は東レ製シャミランというポリエステル100%生地です。今回は受注会なので、柄とサイズを選んで商品は後日お渡しという流れになります。
西:他にも新デザインを10パターン以上用意してくれるようです。どんな柄があるのか楽しみやね。
遥:花や植物やアクティビティも含めて山で見つけたモチーフを柄にしてるんですよね。
萩:種類が本当に沢山あるので、人とカブりにくいのも良いです。ちなみに「mauna(マウナ)」というのは、ハワイ語で山という意味らしいです。
・「81」と言えば
遥:ところで、8月1日は何の日かご存知でしょうか!
萩:「8」と「1」と言えば、もしかして。
西:そうです。milestoneの日です。
西:お盆前の8月1日から7日までの7日間は、milestoneの日を記念して、milestone TERADACHOとオンラインで2万円以上お買い上げの方に、マルチコンテナをプレゼントします。
遥:色とサイズはどうなりますか。
西:お楽しみやね(笑)それでは今月はこの辺で、さよなら。
吉:さよなら。
遥・萩:さよなら。
今回は沢山の新アイテムについて教えてもらいました。トレイルランニングや山でのアクティビティを通して、必要だと感じたものが出来上がる様子を垣間見ることができました。
トレイルランニングもハイキングも、対自然の遊びにはリスクがつきものです。だからこそ「山は自己責任」と言われるし、自分で行程を考えて準備して、それを実行する面白さがあります。このDIYの精神が山で遊ぶ面白さだなと思っています。
maunawearにもその心意気を感じます。山に柄物のシャツが必要なのか。機能性だけを考えたら無地で良いのかもしれません。でもそれでは物足りないし面白味がない。自分が着たいと思い、そして着れば気分が上がるものを着るのは、必要なこと。だから自分で作るというそのバイタリティには心奪われます。
次にどんなものが生まれるのか。milestoneからも、maunawearからも目が離せません。
文・構成/萩原 健