『BREAKING_20』の裏話

2021/11/18 UP | POSTED BY milestone

この方がまたも偉業を成し遂げました。関西最難関、大峯奥駈道(奈良県吉野〜和歌山県熊野まで)の修験道を駆け抜ける。目標は20時間。

話を遡ると土井さんが弊社に来られた際、私が友達と大峯奥駈道をファストパッキングスタイルで行って来た事を報告したんです。その内容はコチラ。で、色んなレースが中止になっている中、自分に対する挑戦という事で大峯を20時間切りで考えているという話を伺いました。コースもわかっているだろうし、サポートをしてほしいという依頼を受けました。不安でしたが、そんな凄い挑戦に協力できるならと二つ返事で承諾しました。何度か打ち合わせを行い、ココとココでサポートをしてほしいと詳細を詰め、いざスタート。

サポートを二箇所頼まれたのですが、1つ目のサポートは後半の南奥駈道中盤の「持経ノ宿」。到着予定時間は9:58。後半戦という事もあり疲れが出ているかと思い、到着予定の30分前に現地入り。すると机の上にまさかの置き手紙!!!

なんと、まさかのサポートをミスってしまった!滝汗。予定よりも1時間以上巻いての到着。補給食は足りているか?身体は冷えていないか?など色んな事が頭をよぎりましたが、時すでに遅し。同行していた(玉置神社からペーサー役の)のりおちゃんと“やばい、やばい!”と連呼しながら、10km離れた車までダッシュで走って戻った。

2つ目のサポートエイド、玉置神社に中盤からのペーサー役の福井さんと二人が濃霧の中から姿を現した。

おにぎりと豚汁を頬張り、美味しい!身体が温まる!と言いながら座る事なく5分ほどで出発した。

  

ここからは、2ヶ月に3回も大峯奥駈道を行っている、のりおちゃんのルートナビゲートは間違いない。そして目標の20時間切りを目指し、玉置神社からはガンガン引っ張る。

19時間台で最後の砦、熊野川を渡る。ゴールまであと少し。

カメラマンとしても任命してもらった私は必死に3名を追う。足元は大小の石が無数にあり走りにくい。

いよいよゴールまであと200m。目標時間をクリアする感動の瞬間を収めるべく必死に走って先回りする。がしかし、この時にトラブルが発生!?さっきまであった携帯電話がポケットにない事に気づく。めちゃくちゃ焦るが、土井選手はカメラに向かって走ってくる。携帯電話なんてどうでも良い。訳もなく、、、

しかし御三方はこの携帯ロストの事も知らず、そして言えず、、、

土井選手は目標の20時間切りを達成した。

 

仲間と握手を交わし、

互いを労う。

出し切った感を記録に残す。

 

そしてみんなで記念撮影をし、サポート兼カメラマンとしての任務完了を確認した後、携帯電話を落としたことを報告する。さっきまであったので、近くにあるはずだと。

 

 

このあたりで落としたはず。大記録を達成し疲労が溜まっている皆んなにも携帯を一緒に探してもらうが、僕の携帯はマナーモードに設定されていて、電話を掛けてもらうも反応なし。焦る。携帯カバーは石と同系色で見つかりにくい。そして時刻は夕方で陽が沈んでくる。真っ暗になると見つかる可能性が低くなる。自分の中では、ヘッドランプを照らし探し続けるか、翌朝まで時間を潰し、明るくなってから探すしかない、と諦めたその時、、、福井さんが、“見つけました!” と大きな声で叫ぶ。本当に助かった。福井さんありがとう。そして土井さんお疲れ様でした!

ここでの教訓は、携帯はマナーモードを解除すること、パンツのポケットが浅いので深めのポケットを選ぶ。またはmilestoneでパンツを作るなら携帯が落ちないデザインにすること。

 

 

 

 

 

 

 

 

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