第5回:おしえて!マイルスト~ン「車窓から見えるもの」前編

2023/05/24 UP | POSTED BY milestone

第5回:おしえて!マイルスト~ン「車窓から見えるもの」

この連載は、milestoneのアイテムを作ってきた人(ファウンダー西岡)と使ってきた人(中途入社の吉田)の二人の話を(#水曜ぶどう坂練で一緒に走っている萩原が)聴いて、深堀りしていく企画です。

・「長生き」の方法

西岡(以下N):そういえば、こないだ山を歩きながら、靴下をどう洗うかという話になって。自分は今まで、ウェアと一緒に洗濯機に放り込んでたんやけど、えーって言われて。

萩原(以下H):え?手洗いするんですか?

N:洗濯機に入れる前にね。その日、下山して家に帰ってから、言われた通りに洗面器にお湯ためて、手で揉み洗いしてから、オキシ(酸素系漂白剤)に10分くらい浸けて。そしたら、めちゃくちゃキレイになった。こんなにちゃうんやって、目から鱗。真っ黒な水がドボドボドボって出て。

H:へぇー。

N:靴下が生き返ったみたい。繊維の中に入り込んでいた泥が出て。恥ずかしながら今までやってなかった。やってみて?全然ちゃうから。

H:やったことなかったです。やってみます。

N:長持ちすると思うわ。

吉田(以下Y):だんだん泥が詰まってキシキシに硬くなってきますもんね。もちろん自分もやったことないんですけど。

N:丁寧に洗えば生き返るし、長生きするんやなって。つい先日感じたので、リスナーのみなさんにも是非試して欲しいですね(笑)

Y:ポッドキャストちゃうから(笑)

 

・出会いが導く、出会い

 

H:ではそろそろ、本題へ。今回は靴下(ソックス)です。

Y:そうそう、なんで靴下を作ることになったかの話は、西岡さんから聞いたことないんですけど。

N:そうね。話して無かったかな。milestoneは日本だけでなくて、海外でも展開してるんやけど、「アジアトレイルマスター」っていうシリーズ戦のスポンサーをやったことがあって。アジアを中心にマレーシアやタイでもレースがあって、日本ではITJ(伊豆トレイルジャーニー)も含まれてたりするんやけど。

Y:「トレイルマスター」ってヘッドランプと名前一緒ですね。

N:そうなんよ。そのレースデレクターが、アジアで頑張ってるアスリートをアンバサダーとしてサポートしたらどう?ちょうど日本人選手が男女共にランキングトップだから、って紹介してくれたのが、女子トップの中島 明日香選手。

Y:今も走ってはる現役の選手ですか。

N:先月のトレイルオープンエアデモに、赤ちゃん抱いてウチのブースに来てくれてたわ。

Y:あ、なるほど。お休み中ですね。

N:話戻すと、日本に一時帰国した時にお会いして。「OLENO(オレノ)」ってソックスメーカーさんからサポート受けてて、良いもの作ってるし、milestoneとも繋がってもらえたらって言うてくれてたから、是非紹介してくださいって。

Y:はじめて聞きました。

N:言うてなかったね(笑)直ぐにオンラインで購入してOLENOさんの靴下を履いてみたら、コレはええなと思って。それで能丸さんを紹介してもらって。そっからやね。

 

・「丈」問題

 

N:作るにあたって、デザイナーのK君と一緒にOLENOさんとこ行って、何ができるか見せてもらって。どうやってデータつくったらええのかってところから。

H:靴下は立体的ですもんね。

N:他社製品も勉強したんやけど、素材やフィット感、ラウンド型や五本指、足袋型とかいろんな要素がある中で、重要視したのは丈の長さ。海外のものもめっちゃええんやけど、日本人の脚には向いてないのかも、と自分の感覚で。

Y:長さでしょ?めっちゃわかる。定番のめっちゃドライなやつから入って、色々渡り歩いてきて、海外ものも履いてたんですけど、丈問題があって。ちょっと長いんですよ。

H:あるわ、それ。

Y:短い脚がさらに短く見える強調効果がある気がして、自分的には。

N:脚の長い人にはええんやけど、自分も含め日本人の体型には、なかなか難しいなと思って。よっぽど見せ方の上手い人じゃないと。

H:おしゃれ上級者じゃないと、ってことですよね。

N:で、出した答えが、くるぶしから10センチ。

Y:OLENOさんの丈じゃなくて、milesotneオリジナルの丈なんですね。

N:そこは指示してます。第一弾のMSS-001は、グレーにサーモンピンクを掛け合わせたものと、カーキとマスタードの掛け合わせ。カラーリングとしては優秀だと思ってるんやけど。靴下にこんなデザイン入ってるのはあんまり無かったし。

Y:そもそも、ハギさん気づいてました?これ最初、迷彩柄だと思ってて。よく見たら山なんですよ。

H:なんとなく、そんな気はしてた(笑)

N:あ、気づいてない人いてる?これ山をモチーフにしてて、パッケージは車窓から山を眺めてるってことで。アッシュグレーは雪山。フォレストグリーン森林の緑で。

H:なるほどー。

N:第二弾MSS-002のフォギーブルーは、アルデンテ?じゃなくて…

Y:モルゲンロート(笑)。

Y : ドイツ語で朝陽に当たった山並みがピンク色に染まる現象のことを言うんですけど、それをデザイナーがイメージしたカラーなんですよね。

Y : それとキャニオン(峡谷)ブラック。

N:そして、次に出るのが、第三弾MSS-003が足袋型で、デューンゴールド。6月上旬発売です。

Y:砂丘って意味なんですけどね。

Y:もうひとつが霧のミストグリーン。

N:いつも山の景色を想像しながら作ってて。足袋型は出来上がるのがホンマに楽しみ。

Y:専門店さんの反応はめっちゃ良いですね。

H:サンダル履けるメリットは大きいですよね。

 

後編へ続く

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