この連載は、milestoneのアイテムを作ってきた二人（西岡＆吉田）の話を（＃水曜ぶどう坂練　で一緒に走っている萩原が）聴いて、深堀りしていく企画です。

 

・第三の味

 

西岡（以下：西）：みなさん！こんばんは！マイルストーンの西岡です！今日！ご紹介するのは…

吉田（以下：吉）：あ、これは動画モードの西岡さんですね（笑）

萩原（以下：萩）：録音してますけど、そんな声張らなくても録れてますから（笑）

西：あれ？　違う？（笑）今日はネタが盛り沢山で。何からいこうかな。

萩：この新しいラベルが気になります。

西：そうなんです。新しいビールを発売しました。ラベルデザインは前と同じくアメリカのデザイナー、トムさん。

 

萩：前々回（第13回） 『Doo-Bop T-shirts』 でも名前が登場しましたよね。

西：ここでビールについて説明するのは初めてかな。第一作目は「ペールエール」と「W-IPA（ダブル・アイピーエー）」でした。

アルコール度数5.5％のペールエールは昼間の山を走ってるイラスト。

W-IPAは度数高めの9％で、夜ゆっくり飲んでもらう用ということで、夜の山をイメージしてるからヘッドランプが点灯しています。昼飲むとやられてまうからね（笑）

吉：ホップもモルトも倍入っているので、濃厚な美味しさです。

萩：昼間でもすぐにええ気分になれますよね（笑）

西：そして今回、新登場の「おさるIPA」。ラベルは雪山のイメージです。これまでは向こうの山に向かって走っていたけど、今度はこっちに向かって来るイラストになってます。

萩：あ！もしかしてこれ、寒いからクラウド・フーディ着てるんですか？

西：よく気付いてくれましたね。そうなんです。そんな細かいところも飲みながら楽しんでもらえたら。

吉：「おさるIPA」はアルコール度数も６％で、ちょうど間くらいのバランスの良い味ですよね。

西：製造元はクラフトビールのハシリである箕面ビールさん。店舗オープンのレセプションパーティに社長自ら来て頂き、振る舞い酒の栓を開けてくれたりと、良い関係でお付き合いさせて頂いてます。

今のところビールはネット対応できてなくて、milestone TERADACHO実店舗限定販売という形になってます。

萩：ネット販売するならプレゼント用のセットがあると良いですね。

西：味も3種類になったし、飲み比べて楽しんでもらえるBOXセットもありやね。どしどしご要望のメール等頂けたら（笑）前向きに検討させてもらおうと思います。

毎月第３木曜日に開催している『月イチの寺田町ジョギングクラブ』で走った後は、みんなでビールを飲みながら会話が弾んでるよね。

吉：週末営業の時も飲んでくれてます。平日に飲みに来てもらって全然良いんすけど（笑）遠方から来てくれた方は、新幹線で飲む用やお土産用に買ってくれてます。

西：他にも新作アイテムがあるので紹介させてもらおうかな。

 

・帽子の新色が5色

 

西：帽子が新たに5色出ます。ベースはMSC-018 通称「吉田モデル」（笑）。「LIGHTING YOUR WAY」が、つば裏に入ってなくて後頭部に小さく入るバージョンです。これが018番。この形に3色追加しました。ベージュ×レッド、

グレー×オリーブ、

 

それからオールブラック。

 

吉：これは自分が入社して一発目の企画なんです。もちろんツバ裏に「LIGHTING YOUR WAY」が入っているのが定番だし、すごく人気があるんですけど、中にはもう少し「サイレントな」ものを着たいという声もあったので後頭部の所に小さく入ってます。

個人的にもそっちが好みなので、そんなコンセプトで作った経緯があります。同じ品番で3色追加することはなかなか無いので、結構攻めましたね。

西：良い感じに仕上がってます。そして定番のMSC-013。

吉：みんな大好きフルメッシュの013番ですね。

西：オールホワイトを作ってみました。以前から白をやりたいとは思ってたけど、もしかしたら全然イケてないないか、めちゃくちゃイケてるかどっちかやなと思ってて。サンプル上がってきたら後者の方で。お店の方にも案内させてもらったら、反応も良くて。みんなこういうのを求めていたんだなと。スポーティ過ぎるかなと思ったけど、スポーティで良かったんやね。笑

吉：ロゴや織ネームの黒が効いていて、締まって見えます。オールブラックの方は絶対いける自信があったんですけど、西岡さんがオールホワイトをやりたいと言い出した時に、ちょっと大丈夫かな、ヤバいものが上がってくるんちゃうかな（笑）と不安やったんです。けど、いざ上がってみたら、カッコええやんって。

西：良い方に転んだよね。ちょうど、YouTuberのガチオさんが大阪に来るってことで、milestone TERADACHOでトークショーをしてくれることになって。以前からmilestone のキャップをよく着用してくれてたから、何色か持ってはるのは知ってたわけ。今回トークショーでコチラの新色のオールホワイトを被ってもらえませんか？って相談したら、大阪マラソンでも被ります！と言ってくれて。アップされた動画では新幹線乗って帰る時まで被ってくれてたから、愛を感じたわ。めちゃくちゃ嬉しかった。ガチオさん！ありがとうございます！　その時のガチオさんの動画はコチラから！

萩：ガチオさんのオリジナルブランドの『プロジェクトG』のTシャツも白だったし、ちょうど良かったですよね。

西：雨の中でサブスリー（フルマラソン3時間切り）もクリアしてはったし、すごいわ。

吉：トークショーも盛り上がりましたよね。ランニング・ワンポイント講座もあったりして。

西：milestone TERADACHOには、実店舗限定のキャップが二つあるんです。MSC-010のブラックとMSC-013のサニーレッド。この013番にもう1色カーキが追加になります。

西：通常のロゴは黒地に白抜き文字になってるんですけど、店舗限定はホワイトレーベルとしてまして、逆に白地に黒文字になってます。お土産的にやらせてもらってます。

吉：外でお会いした時に「来てくれたんですね！　ありがとうございます！」て言えます（笑）

西：ロゴが白やから、サイドメッシュも白にしてます。

萩：ここにしかない限定ものって良いですね。

 

・五角形のTシャツ

 

西：これもみんな大好きSTAMPさんとのコラボTシャツです。今回は第四弾になります。第8回の「おし！マイ」で、コラボの話をさせてもらいましたよね。丸、三角、四角のところまで。

萩：イラストの図形が毎回変化してるんですよね。次は五角形と予告してくれてました。

吉：去年も早いペースで在庫が無くなっちゃいましたよね。

西：ボディも良いし、デザインも良いし、milestoneとの相性も良いのかなと思ってます。今回で最後になるのが残念で（笑）

吉：最後になるんですか？（笑）

西：STAMPさんも前回そう書いてたのを読んでくれてたみたいで、突っ込まれました（笑）「これで終わりやと思ってたんですか？」って。みんな読んでくれてて嬉しいね。

吉：有難いですね。

西：着心地の良いサラッとした素材なので、デイリーでも使ってもらえるボディになってます。今回のデザインはラン寄りというよりはハイクのイメージで、男女のモデルが五角形の中で岩を抜けていくイラストに仕上がってます。

吉：カラーも良いですよね。

西：チタンブラックとライムグリーンです。

萩：グリーンは新しい色ですか？

吉：実はベースのグリーンもプリントなんです。

西：生地自体が杢グレー調なんよ。だからホントは白やりたかったんやけど、白はできないと言われて。

萩：白の生地か、別で先に白を刷らないとプリントできなさそう。

吉：なんかプロっぽいですね（笑）

萩：一応、本職なので（笑）紙の印刷ですけど。

 

・バッグを実測

 

西：続きまして、ユーティリティバッグの新色が出ます。これの何が良いって、よく入ること。

吉：最低でも20リットルは入ります。これ作った時に何リットルってスペックを書きたいけど、わからへんってなって。

西：リッター数ありきで作ったわけではないから。

吉：どれだけの容量があるか実測しました。バッグの中にゴミ袋を入れて浸水しないようにして、洗面台で西岡さんと二人でバケツに2リットルずつ水を入れてザバァーって。

西：20リットル強入ったと思う。

吉：これは20は入るなってところで、これ以上は溢れてる！　ヤバい！　となってやめました（笑）

西：このバックは、まずサンプルを同級生のお母さんに作ってもらって。近所で洋服のお直し屋さんをやってはったから「おばちゃん、この生地でこういうものを作りたいけど、作ってくれへん？」って。それをたたき台に、自分が使ってみて何かもうひと工夫欲しいなってことで、両サイドに内ポケットを作ったんよ。あれが良かったな。500mlのペットボトルや長財布も入るし、収納力があって。パッカブルになる内ポケットに、カラビナを引っかけるキーループも付けてます。

吉：ホントによく入るし、優秀ですね。

西：元々モスグリーンとサンドベージュの2色で始まって、カーボンブラックを追加して。

今回は2色、ロマネグレープ（葡萄色）とアイスブルー。オニオン・フーディのストームブルーのような色目です。

吉：エコバッグなので自然にあるものを色名にしてます。

西：あと30色くらいはいけるかな（笑）スーパー行ったりデイリーでも使えるし、何よりレースでザックを入れられる。底がちょっと大きくなってるのが良くて。何型って言ったらええんやろ。台形？

吉：おむすび型？　下が膨らんでるんですよね。だからマルチコンテナーがスタッキングできるようになってるから本当に便利！

西：形もトライ＆エラーがあって、おばちゃんとも色々やりとりして。最初は間口が広くて、肩に掛けた時に口が広がって不安やったんよ、モノが落ちそうで。上の部分の生地も余った感じがするし。なので少し角度をつけてもらって。

吉：初期サンプルが気付いたら通勤用バッグになってて。使って一年くらいかな。ほんま使い勝手が良いです。縫い目が裂けてきたり生地が薄くなって、かなり年季が入ってきてるんですけど。

西：こんだけ使ってくれたら、作った甲斐あったわ。名前も良かった。マルチパーパスバッグじゃなくて（笑）（詳しくは第2回後編を参照）

吉：ユーティリティが呼びやすいですね。

西：お近くのmilestone取扱店さんで販売してますから。アパレルを取り扱ってもらってるお店にはほぼ置いてもらってるので。お店に無かったら「店主の方にユーティリティ無いのか？」と声を大にして言ってもらったら。翌日届くと思います（笑）

吉：なんぼあっても良いですよね。

西：スーパー行く時、マジ助かる。

ユーティリティバッグについて、一つお知らせがあリます。これは海外で作ってもらってるんですけど、材料費や送料、挙げ句の果てに為替の関係で値上がりせざるを得ないということで、ごめんなさい。4月1日（月）から定価2,500円（税抜）が3,000円（税抜）になってしまいます。

 

・キャンバスになるTシャツ

 

西：オリジナルボディのTシャツを新しく作りました。「LIGHTING YOUR WAY」のスローガンが初めて2色刷りになります。今まで1色刷りが定番だったんですけど。デザイナーのCOVER君はmilestone TERADACHOの壁面にスローガンを描いてもらったんですけど。新しく描き下ろしてもらいました。

萩：寺田町ジョギングクラブのイラストもCOVERさんでしたよね。

西：ですです。今回のTシャツは2色展開で、電球色のビームが出てる方と

 

白色のビームが出てるもので、ジャズの名門レーベル『BLUENOTE』にありそうなフォントになってます。

西：パタンナーＪさんにオリジナルのパターンを引いてもらって。色もオリジナルで染めて。

吉：Tシャツこそ、生地も色も形も全部milestone が良いと思ったものでやりたい、というのがずっとあって。ようやくそういうものができました。先にパフォーマンスモデルのDoo-BopやウールのDayBreakが出たんですけど。袖の付き方は古着好きな人に刺さりそうなフリーダムスリーブぽい感じにしました。ビンテージのスウェットにある袖の付き方なんですけど。

西：古き良きものをサンプリングしてね。

吉：パフォーマンスモデルのDoo-Bopはレース用と考えると、多色刷りのプリントというわけにいかないんですけど、これでデイリーで着られる良い「キャンバス」ができました。今後ここに色んなデザインを載せていけると思います。

西：楽しみやね。一見コットン風に見えますけど、リサイクルポリエステル100％です。プリントもしっかり凝っていて、こちらは開発から生産まで安心のメイドインジャパンなんです。

吉：お値段は7,000円（税抜）なります。

西：ところで、今回の新作Ｔシャツの名前決めなあかんな。ボディの素材や形は申し分ない、あとは色んなアートワークが描かれるから「milestone origianal “キャンバスＴ”」とかどう？

吉：あ、良いですね！

西：いろんなアーティストとコラボしてやれたら良いよね。写真とかもありかも…。

西：この記事が公開される頃には、もう発売されてるアイテムもあるし、この後もまだまだ新しいアイテムが登場します。このmilestoneのトップページに更新情報がわかる「NEWS」を作ったので、新着情報をチェックしてもらえれば。SNSをやってない方もいると思うし。

本当に有難いことに、おかげさまで今年10周年なんです。ULハイカーのジュンキ君のトークショーもあるし（3月8日開催終了）、

 

いろいろなイベントなんかもやっていきたいなと思ってるので。今後のキーワードを一つ言っておくなら「daybreak」ですかね。

（話は尽きず、今回はこの辺で…「録音停止」）

 

今回はビール、帽子、コラボT、バッグ、オリジナルTと沢山のアイテムを紹介してもらいました。それにしても次から次へネタが尽きません。そして聞くところによると、新カタログも準備中だとか。是非手に入れて、新作情報をチェックしたいところです。

さて、なかなか暖かくならず春が待ち遠しいですね。新しい季節には新しいアクティビティも始めたいところですが、私事ですが3月は年度末で繁忙期。忙しさにめげず、新しい色を着て気分を上げていこうと思います。きっと春は近いはず。それでは、次回もお楽しみに。