第16回:おしえて!マイルスト~ン「“友達”を探す旅」

2024/04/25 UP | POSTED BY milestone

この連載は、milestoneのアイテムを作ってきた二人(西岡&吉田)の話を(#水曜ぶどう坂練 で一緒に走っている萩原が)聴いて、深堀りしていく企画です。

 

・みんなヘッズ

 

萩原(以下:萩)もしかして今日はやっぱり、アレの話ですかね?!

西岡(以下:西)そうです! お待たせしました。この記事がアップされる頃には、もうあちこちで話が出てる頃かと思いますが、来る4月27日(土)から5月19日(日)まで、ジェリー鵜飼さん*の個展を、このmilestone TERADACHOでやって頂けることになりました。

ジェリー鵜飼

1971年生まれ。静岡県出身。アートディレクター、イラストレーターとして活動中。数々のCDジャケットやファッションブランド、アウトドアブランドのロゴ、広告、カタログ類を手掛ける。また最近は執筆活動も積極的に行う。ウルトラヘビーのメンバーとしてアート活動も意欲的に行っている。大阪では初の個展になります。

 

一同:パチパチ(拍手)

吉田(以下:吉):今日(収録日)は4月1日ちゃいますよね。

西:エイプリルフールではございません(笑)ほんまに嬉しい! というのが率直な気持ちです。なぜなら僕たちみんなジェリーさんのヘッズ(ヒップホップ用語でファンのこと)やから。これまで数々の作品を見てきて、所有もしているし、わが街、寺田町にやって来てくれるなんて、考えられへんかったから。全国の方にも寺田町を知ってもらえる良い機会だし。

萩:どういった経緯ですか?

西:ここでも何度も言ってるんですけど、milestoneは今年10周年なんです。そのスペシャルコンテンツの一つとして、個展をやって欲しいとお声を掛けさせてもらいました。

実は去年からラブコールは送ってたんですけど、なかなかお忙しい方なのでスケジュール合わずで。OMM BIKEや武田の杜トレイルランニングレースでもお話する機会があって、いよいよ実現するのが、本当に感慨深いなと思ってます。せっかくなら特別なプロダクトも作りたいと思ってお願いしました。

吉:ジェリーさんの代名詞的なジェリー・マルケスが登場してくれてます。

西:いろんなところとコラボもされてるけど、なんとmilestone仕様になってます。ちょっと走ってる感じになってるよね。

吉:ストックもついて、小走りになってます。

西:ザックも背負ってて、何よりヘッドランプを着用してくれてます。milestoneのスローガンである「LIGHTING YOUR WAY」の文字も落とし込んでくれて。

吉:細かいとこですけど、いつもジェリー・マルケスが被っているハットではなく、milestoneキャップを被っているのに愛を感じます。

西:もっと細かい事を言うとジェリーさん曰く、ジェリー・マルケスは普段もう少し上を向いているらしい。光の角度が変になるので前向きにしてくれたとのこと。初の試みらしいよー

吉:愛がありますね。ヘッドランプはMS-i1”エンデュランスモデル”を着けてくれてますよね。

吉:僕が持ってるTシャツで、ジェリーさんの架空のギアリストがプリントされたものがあるんですけど、そこにもMS-i1が載ってます。

西:最初はトレイルマスターだったはずだから、更新してくれてるね。

我々のプロダクトも気にしてくれているなっていうのが嬉しいね。個展の初日と最終日はジェリーさんも在廊してくれます。

西:やり取りしてると、アトリエに籠って色んなモノを作ってもらってるみたいですけど、個展のタイトルが「Did you find a friend ?」。

吉:お友達は見つかりましたか? ですかね。

西:その心は?

吉:そこはジェリーさんに直接教えてもらいましょう(笑)ジェリー・マルケスのアートワークづくりで、セッション出来たのが良かったです。ロゴの置き方やジェリーさんのシグネチャーやmilestoneロゴも入れて欲しいとかの要望をビデオチャットしながらライブでやり取りさせてもらって。顔も見ながら求めてるところを感じてくれたのかなと。コウモリ飛ばしたら怖いかな?て言うてくれて、いや入れて欲しいです、でこんな感じに。

西:夜の雰囲気が出たよね。

吉:実は最初、山は入ってなくて、入れて欲しかったけど、よう言わんかったんです(笑)求め過ぎかなって。

コウモリが入ったタイミングで、山も入ってるぅー!って。 

西:初セッションだったので、控えめなところからだったね。会話をしていく中でニュアンスをお互い感じ取りながらで。コレ上がってきた瞬間、2人で来たー!ってブチ上がったな。

吉:最初は「LIGHTING YOUR WAY」も横二行だったんです。西岡さんが、半円状にしてもらえたらって言ってくれて、踏み込んだー!って思いました(笑)

西:意外とジェリーさんもOK、OKって、リアクションも早くて。あんまり遠慮し過ぎて後でこうしとけばって思うのも嫌やから、そこは言わせてもらいました。そんなラリーが面白かったね。

西:今回のグッズとして、Tシャツを作りました。ボティはmilestone original T-shirtsでカラーはグリーンとグレーの2色。全国のmilestoneのアパレルを取り扱ってくれている専門店さんでチェックしてみてください。専門店さんには両方の色が並ぶことはなくて、どちらかの色になります。サイズはXSからXLまでの5サイズ展開になります。

吉:キャップもあります。ヤマメブルーとイワナグレーの2色です。形はMSC-014、016タイプです。ボディはMSC-010, 013, 017とかにも使っているパリッとした生地を採用。ツバ裏にはLIGHTING YOUR WAYが記されているんだけど、今回はチェーンステッチ仕様でとにかくナイスな仕上がり。*こちらのキャップは7月下旬に発売予定

吉:さらに、お店とオンラインストアのみで、ワッペンと

タイベックトートバッグを販売します。*オンライン販売は後日アップします

西:タイベックトートは使えば使うほど生地が柔らかくなっていくよね。

吉:シームテープはしてないですけど、生地は防水なので、汚れたシューズや着替えなんかを入れてもらうのにも使えます。荒く使ってもらいたいですね。

西:「LIGHTING YOUR WAY」とジェリー・マルケスの両A面やね。ヘッドランプを入れるとランタンというか、サイズ的に提灯になります。

 

・おしえて!ジェリーさん

 

西:では、そろそろ時間です。今日はジェリーさんにアポを取って、ビデオチャットで繋いで、話を聴かせてもらうことになっています。

萩:なんと! おしえて!ジェリーさんですね。

西:では繋ぎますね。

 

(ビデオチャット接続開始)

 

西:ジェリーさん、こんばんは。聴こえてますか? 今日は宜しくお願いします。

ジェリー鵜飼さん(以下:ジェ):こんばんは、聴こえてるよ。

西:今日は有難う御座います。早速ですけど、ジェリーさんがmilestoneの存在を知ったのっていつ頃か覚えてはりますか?

ジェ:んーと、たぶんね「オフ・ザ・グリッド」だと思う。声掛けてくれたでしょ。

西:はいはい。2017年ですよね。覚えてます。

ジェ:その頃はまだそんなにトレラン色は強くなかったよね。

西:全く、やってなかったです(笑)

ジェ:俺はオートキャンプやんないから、みんなより知るのが遅かったと思う。milestoneの存在を知った後、家族でキャンプやろうって時に、登山用じゃないヘッデンを近くのお店で買ったのが最初かな。オートキャンプ用のリーズナブルなやつ。その次に、いちばん良いやつを買ったかな。

西:かつてのフラッグシップモデル「トレイルマスター」ですね。うちのオンラインに鵜飼さんから注文が来た! ってびっくりして(笑)。

ジェ:5年くらい前だったかな。

西:Tシャツのパックリストにも書いてくれてましたよね。

萩:トレイルマスターは何用だったんですか?

ジェ:ちょうど5年前にお仕事で、長野県川上村にあるマウンテン・リサーチっていうブランドの小林さんの秘密基地があって。たまに雑誌に出てる有名な。

西:ノース・フェイスのテントがあることですよね。

photo: GOOUT  https://web.goout.jp/pickup/40380/

 

ジェ:そうそう。デッキにね。取材班は全員みんな車で行ったんだけど、俺だけ歩いて行くって言って。東京から歩くと普通だったら四泊五日、早い人でも三泊四日掛かるところを一泊二日で行きたいなと思って。

西:おお!

ジェ:トレランやってる友達がいっぱいいるからさ。80キロくらいの距離なんだよね。高低差累積9,000メートルくらい。彼らはレースで100マイル(160キロ)走るじゃない? 急ぎ足と平地だけ走る作戦なら、俺でも行けるんじゃないかなと思ったの。一晩くらい寝ないでひたすら歩き続けたら行けるっていう計算で。そうなると12月だったから、夕方4時半、5時くらいからヘッデンが必要で、朝は7時、8時にならないと明るくならない。十何時間かバッテリーが持たないと無理だなと思って長時間使えるやつを調べたの。で、二つくらいに絞られた中で、milestoneが出してるなら、そっちにしようって。

西:へー!嬉しい!そんないきさつがあったとは。で、無事行けたんですか?

ジェ:行けたけど、結構ボロボロだった(笑)行動食がジェルばっかりだと、カロリー計算上はオッケーなはずなのに、心が元気にならなくて。炭水化物をちゃんと食べないと。

二日目の朝から登りがだいぶしんどくて。冬だからどこも山小屋は営業してないし。

西:固形物を食べたくなりますよね。

ジェ:トレランレースだとエイドがあったり皆が励ましてくれるじゃない。一緒に進んでる他の選手もいるし。けど、最後まで一人ぼっちだったからね。

西:それはメンタルきついですよね。迷うことはなかったんですか?

ジェ:歩いたことのある道だったから。でもずっと真っ暗で。

西:そこでトレイルマスターを起用して頂いてたとは。

ジェ:良かったよ、光を電球色の方にして。そしたらちょっとあったかい感じがするよね。夜一人で寂しいから、その光を使って。

西:まさか、そんなエピソードを聴かせてもらえるとは。本当に嬉しいです。今回は大阪で初の個展と聞いたんですけど。

ジェ:何年も前から大阪でもやってよってリクエストはあったんだけど、知り合いのギャラリーがなくて。いつかそのうちタイミングがあるだろうなと思って、自分ではあえて開拓せず、そしたら今回話をもらったから、やっと来たと思って。

 

・フレンドは誰か

 

西:そういうことやったんですね。今回の個展のタイトル「Did you find a friend ?」の意図を教えてもらえませんか?

ジェ:あんまり深い意味はないんだけど、milestoneでやるからヘッデンからめたテーマにしようかなと思って。暗いところを照らすための道具だけど、それが何を照らしているのか、ものじゃなくて「友達」だったら面白いかなって。「友達」っていうのは、よく知ってる友達じゃなくても良くて。山や森の中を一人で歩いてる時ってやっぱり寂しいから、幽霊でも良いと思うんだけど(笑)自分のことを見守ってくれる人を見つけられたらいいなって感じです。

*ジェリーさんのインスタグラムから拝借。

 

西:ほほう。

ジェ:スターウォーズの映画の中で、ルーク・スカイウォーカーの師匠であるヨーダってキャラクターは、そこに居なくても別の場所からでも応援したり手助けできるんだよね。そういう存在って良いなと思ってて。ヘッデンで探してる人の心の中に、自分の味方になってくれる存在が見つかると良いなと。そういうのを探せるかなって意味です。

西:やっぱり深いストーリーがあったんですね。

ジェ:登山とかトレランって、サッカーや野球と違って孤独との戦いみたいなところがあるじゃない。もちろん、いろんなサポートはあるんだけど、最後に頑張らなきゃいけない時には、心の中で鼓舞してくれるもう一人の自分が必要で、それも「フレンド」って見方をしてもいいかなみたいな。

西:もう一人の自分も「フレンド」ですね。今回の展示はどのような展示になりますか?

ジェ:いつも通りの水彩画なんだけど、これがうまくいくと早いんだけど、乗るまでが時間が掛かって。すらすら描けるのはもうちょっと先かな。まだ描いてるけど、過去最高の大きさのものもあるし。

西:楽しみです。何点くらいになりそうですか。

ジェ:まだちょっとわかんない。絵のすごく面白いところというか、難しいところは、一日で描けた絵と一週間掛けて描いた絵とどっちが素晴しいかって、時間掛けた方が良いとは言えないのね。本当に落書きみたいに1、2時間でササって練習のつもりで描いたやつが、なんか知らないけど一番ぐっとくるってことがあるのよ。最後の最後までいっぱい描いて、展示するならこんな感じかなって並べてみないと、描いてる最中はわかんないんだよね。

西:そういう感じなんですね。サイズもいろいろってことですか。

ジェ:そうだね。

西:今後の活動予定ってありますか?レースとか。

ジェ:レースはあまり期待しないで(笑)戸隠(マウンテントレイル)はやるつもりだけど。それ以外は何も決めてないかな。基本的には絵を描いて釣りして、ゆるい登山も行ってを続けられるように、健康第一で。

吉:去年の12月に武田の杜トレイルランニングレースにも出られてましたけど、ジェリーさんにとってトレランの魅力って何ですか?

ジェ:いちばんは、山や森の中にいるのが好きってところかな。元々は山の中を歩くのが好きだったんだけど、周りにトレイルランナーの友達がめちゃくちゃいっぱい居て。何度か昔やってるんだよね。それはクルピチカ※って選手が好きでファンだったし、ランボー(Run Boys!Run Girls !)の桑原慶とはショップを始める前から知り合いだったし。でも自分はあんな長い距離走るのは無理だと思ってたから。そしたらファストパッキングっていう言葉を知って。軽い荷物で登山するのは好きだったし、じゃあ俺はトレイルランナーじゃなくてファストパッカーだなって、走れるところだけ走るっていう遊び方をしてたんだよね。

※クルピチカ:アントン・クルピチカ(長髪に長い髭、上半身裸のミニマムなスタイルで走るアメリカ人ウルトラランナー、数々のトレイルランニングレースで優勝経験を持つ)

ジェ:だんだん歳を取ってくると、チャレンジしないとこのままどんどん体力も落ちるって話を、同い年のジャッキーと、釣りをしたり山へ行く車の中で話すんだよね。あそこ行っただけでもヘトヘトだよって。

彼も昔トレランをすごく真剣にやってたから、よく動けてた頃の自分と今の自分とのギャップに苦しんでて。だから、ちょっとやってみるかって。あとコロナの時に、トレランやってる奴はみんな元気だったから。世の中みんな落ち込んで暗いムードだったのに、みんなニコニコしてるじゃない(笑)冬なのにTシャツ短パンで。

ジャッキー:ジャッキー・ボーイ・スリム(タープ、ハンモックーメーカーであるジンダイジ・マウンテン・ワークスのファウンダー)

吉:きついことしながら(笑)

ジェ:トレランやってあの元気を分けてもらいたい、みたいな。

吉:山を走る時は、慶さんやジャッキーさんと一緒ですか。

ジェ:そうね。一人で行くこともあるかな。でも今年は全然練習できてなくて。あったかくなってきてこれからかな。

 

・達人への道

 

萩:トレラン以外にも、雪山や釣りやいろんな遊び方をされてますけど、今後これを極めたいとかってありますか?

ジェ:そんなに極めるって気持ちはなくて、どちらかというと、危ない所に行くこともどんどん減っていくと思うんだよね。30代40代の頃にはあそこに挑戦してみたい、とかあったけど、あまり思わなくなって。これから60代70代をどうやって我慢しないで、いっぱいやりたいことやれるかを考えた時に、釣りはやれる。登山もこないだ行ったみたいな雪山は厳しいけど、2,000メートルくらいの山なら60代でも楽しめるなと。たまには二泊三日の縦走も良いかな。あと、ガーデニングはやりたいかな。好きなガーデナーが作ってる庭を見て、いいないいなって思ってるんだけど、無理かもと思いつつも挑戦してみたい。

西:それも楽しそうですね。

ジェ:釣りの先輩は、釣った魚の大きさや数じゃない世界にどんどん行くわけ。

釣っても写真も撮らないし、ネットにも入れないで、魚の体に触れずに針を外してダメージ残さず逃がしちゃう。写真撮るってのはさ、結局人に自慢したいわけじゃない。でもそういうのがなくなって、ただ川の中で竿振ってるだけで気持ち良い、魚と遊ぶのが気持ち良いって。

山だって、北アルプスの稜線歩くのがすごいって思ってるけど、低山歩いてると渋いおじいさんやおばあさんが一人で里山歩いてるのを見ると、この人達も昔は北アルプスとかバンバン行ってたのかなって。歳とってマインドがどんどん上がっていって、こういう山でもすごく満足できるようになってる人って羨ましいなと思う。そういう部分では何かの達人になりたいなとは思うかな。

吉:本当にそうですよね。まだ分からないけど、分かるような気がします。

ジェ:こっちは50代だからね。やっぱり出来ないことが増えてくるのって悔しいじゃない。そうするとそっちを上げていくしかないから。それが年寄りの楽しみの一つでもあるのかな。

吉:達観した領域に到達するには、いろいろやってこそなんでしょうね。

ジェ:俺はそんなにやった方じゃないけど、そんな風になれたら良いなって思う。ハワイなんか行くと、歳取って太っちゃったおじいさんとか、サーフィンのボード持って海行くだけで波乗らずに帰っちゃう人もいるっていうけど、それで良いんだよね。でかい波乗ってなんぼ、じゃなくて。

西:大人ですよね。

萩:僕らまだ、もがいてるところですね(笑)

ジェ:両方必要なんじゃない。できるうちはチャレンジしないとね。後で後悔するから。

西:今日は本当に良いお話が聞けました。有難う御座いました。最後に今回のインタビューですが、スクショしても良いですか?

ジェ:もちろん

 

ジェ:せっかくだったらヘッデン着けようかな

一同:サービス精神旺盛のジェリーさんに笑顔が溢れる。

ジェ:じゃあ、またね。

 

(ビデオチャット接続解除)

 

西:いろんな話を聞けましたねぇ。初めてジェリーさんの作品を知ったのは、話にも出た2017年のオフ・ザ・グリッド。その主催者の方が、このようなポスターを作りました。もしお店で貼ってくれる方がいれば送ります、とBCCでメールが来たわけ。当時はまだ、当然お店なんかやってないけど、このアートワークに惚れ込んで「はいはい!貼ります!」と送ってもらって額装したのがこちらです。

吉:結果お店が出来て、今でも大切に飾っていますね(笑)

西:この2017年が3回目の出店で、その次の2018年が4月の1週目で「トレイル・オープン・エア・デモ」と同日開催でかぶったんよね。土井さんと開発した「トレイスマスター」がその年の8月発売で、4月の末には土井さんがUTMFで着用して走るから、こっちとしてはトレランの方にスイッチ入ってて。当時ワンオペやから「トレイル・オープン・エア・デモ」に出店したけど、まだ全然走ってない時代の話。

吉:二つとも関西にはない熱量のすごいイベントですよね。

西:全然カラーが違うイベントやけど、両方素晴しいイベントやから。この記事がアップされる頃には終わってしまっているので来年、関東圏でないリスナーの方も是非行ってみて欲しいイベントです。国内のそうそうたるトレイルランニングブランドが出店しているし。「オフ・ザ・グリッド」の方は新進気鋭のガレージブランドもアジア圏からも出店してるし。

吉:今年は「トレイル・オープン・エア・デモ」だけでしたけど、来年は「オフ・ザ・グリッド」も出店したいですね。ジェリーさんにも会えそうですし。

西:今回、milestoneとしてジェリーさんとも繋がれて。10周年企画は感慨深いし、やり続けることが大事だなと思うし、やってて良かったなと思う。

吉:10年で西岡さんがいちばん友達を見つけましたね。

西:ほんまやわ。

吉:西岡さんもヘッズ言うてましたけど、僕も負けへんくらいヘッズなんで。ジェリーさんデザインのTシャツは色んなボディで何枚も持ってて。まさかこうやってジェリーさんと仕事できるなんて夢にも思ってなかったから、夢が一個叶いました。

西:4月の週末営業は、4/27(土)、28(日)二日間オープンします。5月は5日(日)、6日(月)、5/19(日)を開けます。お店にしかないものも用意していますので、是非、足を運んで頂けたらと思います。お待ちしてます。 *オープン日に関してはmilestone TERADACHOのインスタグラムをご確認ください。

 

今月は特別ゲストにジェリー鵜飼さんを迎え、個展について、山遊びについて教えてもらいました。お話を聞いてどんな絵が見られるのか、さらに楽しみになってきました。タイトル「Did you find a friend ?」の「friend」も気になりますが「find」も気になります。英語は詳しくないので検索すると、出会う、発見するという意味もあるようです。山へ登るのは旅であり、トレイルランニングも人生や旅に例えられます。その中で何を見つけるのか、それは「人」かもしれないし、もしかして大切な「コト」だってあるかもしれないななんて思いました。

さて、待ちに待ったGWです。旅(絵を見ることも含む)に出ましょう。

 

文・構成/萩原

 

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