・現地での撮影

N：ナッティショーツの時は、熊本の縫製工場の動画が良かったから、オニオン・フーディを生産する北海道でも生産過程の動画を撮るつもりやったんやけど。行ってみたら、実はまだ生産の準備ができてなくて、だから結構がっかりして。

H：イメージ動画は良かったですよね。モデルはどなたですか？

N：ストライド・ラボ  ニセコ店の店長さん「まこっちゃん」とそのお友達の咲花（さっか）ちゃん。協力してくれたのもほんま嬉しかった。いい画も撮れたし。

N：ドローンも飛ばしてたんやけど、バッテリーが無いって結構あわてて。「ちょっと待ってよ、監督」てなりかけたんやけど。あかんあかん、自分落ち着けと（笑）。で、限られた電池残量の中、何とか良いのが撮れて。今後も、どこであってもRakabee aka 大田黒大監督に撮ってもらおうと思ってる。milestoneのイメージづくりに間違いなく貢献してくれているからね。全然山登ったりする人ちゃうんやけど（笑）

Y：動画がサイトのトップにずっと上がってますけど、良いですよね。（コチラからご覧頂けます）

N：生地に出会ったところから始まって、ギミック付けていって形になって、名前決めて、生産に掛かってる間に動画撮って。出来上がっていく過程には、毎回ドラマがある。

Y：今ご好評につき、ほぼ完売していたんですけど、先に在庫切れしてた黒とグリーンはこの記事がアップされる4月末には上がります。（現在販売中）

Y：そして、少し先ですけど、新色を出す仕込みを今やってます。色の系統だけお伝えしとくと、ブルー系とイエロー系です。今秋くらいには上げたいんですけどね。

H：今まで無かったブルー系ですね（笑）

N：そうなんよ。新色2色追加するから、実は白は廃番にしようかと思ったんやけど。前回のナッティショーツの回でも話したように、アパレルの定石からすると違うのかもしれないけど、やっぱり復活させます。

Y：可愛い「子」ですから（笑）4月頭に出店した「トレイル・オープン・エア・デモ」でも、ポーラーホワイトとブリティッシュグリーンは、着てくれてるのが遠目でもすぐにわかりましたね。

・どこでつくるか

N：で、ここに載せるかどうか迷ったんやけど、オニオンの生産地は北海道でメイドインジャパンって言うてたんやけど、生産原価の問題でこの秋から生産地を海外に移そうと思ってる。

Y：「決めた」言うてるのに、週イチくらいで「やっぱり日本製にこだわった方が良かったんかな」っていまだに言うてるんです。昨日もその話になって。

N：今後も色々作っていく上で、全て日本製は難しいわけで。良い物を作って、良い価格で提供したいなと。クォリティは下げずに。1人でも多くの人に着用してもらいたいから。

Y：ウィンドシェルでこの価格は高いとか安いとか、そこはユーザー目線の感覚でありたいなと思ってます。

N：なので生産地は変わりますけど、価格は維持します。

N：そういえば、リサーチをはじめた頃に、たくさんの人が某社のウィンドシェルを着てるの見て、良さそうだから自分も買って着てみようと思ったら、どこも売り切れで。仕方なくメルカリで買ったんよ。でも、それがもの凄く臭って。

Y：どうゆうこと？（笑）

N：体臭とかじゃなそうな、臭ったことないような臭いで。浸け置きしたり色んな洗剤で洗濯してみたけどやっぱり落ちなくて。最終的にクリーニングに出したんやけど、それも結構ええランクの。それでも落ちなくて。

Y：えー（驚）メルカリで臭いはわからないですもんね。

N：それでも着て走ってみたけど（笑）

H：オニオンあるからもう着なくて良いですね（笑）

残念なウィンドシェルの臭いは落ちなかったけど、話はオチたということで、今回はこの辺で。Onion hoodyには、気の利いたギミックが盛り沢山で、milestoneの世界感が玉ねぎサイズに凝縮されていました。

春といえば、ちょうど玉ねぎの収穫時期ですね。農作業もアウトドア。ダブルジップの上げ下げは、畑でも活躍してくれそうです。

それでは次回もお楽しみに。

文•構成/萩原 健