第17回:おしえて!マイルスト~ン「新しい夜明け」

2024/05/25 UP | POSTED BY milestone

この連載は、milestoneのアイテムを作ってきた二人(西岡&吉田)の話を(#水曜ぶどう坂練 で一緒に走っている萩原が)聴いて、深堀りしていく架空のポッドキャスト番組です。

西岡(以下、西):みなさん、こんばんわ! マイルストーンの西岡です。今日は喋ることが沢山あります。早速、本題から行きましょうか?

吉田(以下、吉):しかし、すごい二日間でしたね。

西:本題行かへんのか〜い(笑)

西:いやホント、配信されるころには大盛況に終わってるかと思いますけど、”milestone TERADACHO”では 初の個展イベント「Did you find a friend?by JERRY UKAI」が収録日(本日430日)は絶賛開催中で。初日から二日間、ジェリー鵜飼さんも来てくれて、同じ目線で喋ってくれて、いい温度感で接してもらえて、嬉しかったし有難かったですね。初めて来店される方の中には関東や沖縄から全国各地から来てくれて。

吉:ウルトラライト(UL)系のハイクが好きな方や、ランナーじゃないお客さんも沢山。ランナーがウェルカムなのは当然として、僕らも走るだけじゃなくてファストパッキングもやるし、登山もやるしロングハイクもやるし。今日のテーマになる「dayBreakシリーズ」を着て遊んでくれそうなお客さんが、ジェリーさんキッカケでここを知ってくれて、来てくれたのは良かったですね。

萩原(以下、萩):スムーズな導入ですねぇ(笑)では、本題お願いします。

 

・東から日が昇る

 

西:今回は「夜明け」ですね。

萩:というと?

西:夜間ヘッドランプを点けてオーバーナイトをする。そして、いよいよ日が昇ります。

萩:なるほど

西:つまりmilestoneは次のフェーズに向かおうとしてます。既にカタログやSNSをチェックしてくれてる方はご存知かと思いますが、今までトレイルランニングに向けて商品開発をしてきました。最近では、ハイクもするし、自転車にも乗る。時には釣りもする。そういう時に使えるウェアも欲しいよねっていうことで始まった今回の『dayBreak』シリーズ。

萩:前回の「おし!マイ」も長かったけど、今回も長編になりそうな予感です。そもそものきっかけは何だったんですか?

西:遡ると、生地メーカーが集まる展示会に行ったんよ。そこで出会った生地でパンツを作りたいなと思ったのがきっかけ。生地が良過ぎるから(笑)めっちゃええやん!って。そこから生地を取り寄せて、色決めして。

吉:もう少しだけゆっくり遡ると(笑)、一昨年の11月に入社した頃、生地のハンガー(見本)を渡されて「いつかこの生地でパンツ作りたいと思ってるから」って言われたんです。ただ当時はヘッドランプのMS-i1を出した頃で、これからトレランにガッツリっていうタイミングで。この生地はトレラン用には分厚いし、Natty Shorts 5_inch Natty Long とどう差別化するのか、どう使うのか難しいなと思って「一旦横に置いておきましょう。けど頭の片隅に忘れずにちゃんと置いておきましょう」と言ってしばらく時間が経過しました。

西:覚えてるわ。そうやったね。

吉:その後、Cloud Hoody や一通りウェアを出していってる中で、僕らの遊び方のバリエーションも増えてきてて。パンツでいうとナッティショーツはランニングに特化しているので、自転車に乗ると少し丈が短いかなと。何泊かのハイクをするってなった時には、もうちょっと丈が欲しいな、歩くなら前ポケット欲しいなと思い始めて、そろそろそんなパンツを開発をしようかと。パンツでバリエーションを作れるくらいの商品展開になってきたかなっていうタイミングで開発に着手しました。

西:ショーツとロングパンツのどっちから作ったんやっけ。

吉:ショーツでした。でもどうせ、この生地なら岩稜帯にも行けるロングパンツも欲しくなるからって、企画は同時進行で走らせました。だいぶ色んなパンツをリサーチしましたよね。

西:どうやったらmilestoneブランドとしての商品に落とし込めるか

吉:常々言うてますけど、基本的にmilestoneイコール西岡修平やと思ってるので、西岡さんがいちばん着てるイメージのあるものを作りたいなと思ってるんです。そうなると、ハイクするとなっても、いわゆるULスタイルとはちょっとちがうんです。どっちかっていうと、北欧やヨーロッパのパターンにこだわっているデザイン性の高いスマートなもの。アルパイン登山にも使えそうなスタイル。ロングトレイルを歩くラフな感じとはまたちょっと違うんですよ。

萩:アメリカ西海岸の良い意味でテキトーな(笑)なんでもええやんって空気感ではないんですよね。

吉:留学して西海岸から帰って来たはずなのにね(笑)西岡さんラフでルーズなのが好きじゃないんですよね。そこが面白いなと思ってるんですけど。ロッカーや机の周りは、わりとラフなんですけど(笑)

西:ヒップホップも西海岸はあったかいから、半袖のシャツにダボッとしたジーパンやったんよ。一方、東海岸はノーチカやティンバーランドのイエローブーツ履いたり、ラルフローレンとかヒップホップの人たちはおしゃれに着てたんよね。余談やけど、住んでた場所の近くにラルフローレンのアウトレットがあって、そこに通いまくって。将来ラルフローレンで働きたいなってその頃思ってたくらい。

吉:ほんまに?!

西:ほんまに。無茶苦茶好きやった。ラルフ万歳(笑)まだ日本にアウトレットなんかない時代。ニューヨークのダンサーが着てるポロスポーツもカッコ良かったんよ。東は寒いから着込むわけ。ドラム缶から火が上がってるようなところで。

吉:西におったのに。

西:名前は西岡やけど、東の方が好きやった。

吉:うまいこというねー(笑)西岡さんの好きなテイストの背景がわかりました。

西:話を戻すと、ヨーロッパのアウトドアブランドが好きで。シンプルでロゴが入ってないものが着やすいし。特長的な切り返しやスタイルを持っているブランドが好きかも。

吉:まだ僕らその領域に行けてないけど、ゆくゆくは見ただけで、これはmilestoneのアパレルやなっていうスタイルを持ってるブランドになりたいなとは思いますけど。

萩:デザインやパターンに自信を持っているブランドは、ロゴマークを主張してないですよね。

 

・届けるべき方向

 

西:実は「dayBreak」と名前をつけたのは後の方で、まずはモノづくりからで。良い物を作りたいっていうところを追求していって。ショーツの形になって、ロングパンツもいい感じになってきた時に、製品の名前をどうしようかと。

西:ところで皆さん、dayBreak Merino T-Shirt ってご存知でしょうか? このTシャツ、僕ら的には自信作だったし、良い物を作った自負はあったんやけど、他と比べてPRが出来てなかったのかな。シンプルで無地やし、埋もれてしまった感じかあったんよね。せっかくええもんやのに、もうちょっとみんなに知ってもらいたいっていう話をしてた時に、ヨッシー(吉田)がこの名前使ったらどうですかって言ってくれて。

吉:dayBreak Merino T-Shirtsの企画者としては、なんで売れへんのやろって。出来上がった時、これは爆発的に売れると思ったから(笑)実際はそんなに爆発力はなくて。確かにmilestone TERADACHOで接客をすると、トレイルランナーの中にはウールのTシャツって暑いんちゃうかってイメージがあるんですよ。ハイカーの周りでは“メリノは良い”というのは浸透してるけど、ランナーには速乾性のあるポリエステルが良いっていう感覚があるから、接客してても全然響かないんです。

萩:僕はdayBreak Merino T-Shirts気に入ってますよ。春秋の涼しい環境で走り続けるなら、ランにも良いんですけどね。

吉:そうなんですよ。でも、たまに来られるハイカーやファストパッカーの方にはほぼ買って頂いてたんです。そうか、届けるべき方向はこっちなんやって思ってる中でショーツが出来上がってきて。この新しいショーツを穿きたい人は、絶対dayBreak Merino T-Shirtsを着たいはずやなと。ナッティショーツやロングが欲しい人と、こっちを買いに来る人は遊び方が違うから、並列じゃなくてシリーズとしてカテゴライズするのはどうかなって西岡さんに提案したんです。

西:それめっちゃええやん!って。名前も良いし、それならロゴもコンセプトもしっかり作ってシリーズにしようって全社員集まって決めたよね。何人やっけ?

吉:二人です(笑)

 

・オールマウンテンウェア

 

萩:ではショーツから、特長を教えてください。

吉:形から言うと、まずランニング用の5インチのショーツではないです。ハイクや自転車、普段使いまで幅広く穿いてもらえるように、丈は膝上くらいの8インチ。

腰にゴムは入ってなくて、しっかりしたパンツの仕様になってます。フロントにファスナーとスナップボタンがあって、腰にはベルトループも付いてます。ベルト無しでも穿けるようにベルクロ(面ファスナー)でウエストのサイズ調整をできるようにしています。

萩:ベルトループが付いていると、トップスをタックインしても着やすいですね。ロングパンツはオフィスでも着れそう。ポケットが特長的ですよね。

吉:ストレッチメッシュ生地のポケットが前後に4つ付いてます。大きくて伸びるし収納力が高いです。5ポケットで、後ろのセンターにも携帯を入れるためのファスナーの付いたポケットがあります。

西:ポケットが横向きなので、座った時にも物を落とさない。撮影の時は、財布も携帯も動画用のGoProも入れられて、大容量で使いやすかった。穿きやすい形になったんじゃないかな。

吉:せっかくの機会なのでお伝えしておくと、オンラインの製品ページに記載されているウエスト寸法が、ナッティと比べると全然違います。これは平置き寸法で表記しているので、ゴムの入っているナッティショーツとナッティロングは極端に小さくなっています。でもどちらも西岡さんがMサイズを穿く想定で作っているので、ナッティでMサイズの方はdayBreakのMを選んで頂いて大丈夫です。運動されてる方は太もものサイズもあるので、ウエストだけでは一概には言えないところもあるんですけど。

西:作り込んでいく上で、いつもの通り僕がMサイズのモデルになって。174センチ68キロ、時に70キロ、暴飲暴食すると71キロ。その後、グレーディングと呼ばれる周りのサイズSとL、そしてXSとXLサイズを順に作っていきました。今回は5サイズあります。

西:ロングパンツも並行して進めてたんですけど、いかにシルエットをきれいに見せるかにこだわりました。自転車に乗ると裾が邪魔になるので、ドローコードでギュッと絞れます。絞った時のコードが遊ばないよう内側で収まる仕様になってます。

萩:けっこうストレッチしますよね。

西:そうそう、伸縮性が高く動きやすい。こないだ、来られたお客様がゴルフにも良いよって言って頂いて、そこは盲点でした(笑)速乾性と通気性もあるから、あらゆるアクティビティに使ってもらえます。

吉:オールマウンテンで使えますね。

 

・ユニセックスウェア

 

西:パンツを作ってTシャツも既にあるわけだし、上に羽織れるシャツも作ろうと。これまた良い生地に出会えて。半袖にするのか長袖にするのか、吉田さんとだいぶ揉めながらも、結果ロングスリーブにしました。長袖にならクルっとまくれば半袖になるし。半袖は長袖にならないから(笑)

吉:某アウトドアショップの方が教えてくれたんですけど、彼のお店は登山をするハイカーのお客さんが多いんです。ハイカーの方は紫外線を気にされるので夏でも袖はロングを探してはると。それなら最初に出すのはロングスリーブでいこうかと。確かにdayBreak Merino T-Shirtsも、なんでロングがないんですか?ってハイカーの方に言われるんです。

西:結構言われるよね、今でも。

吉:トレランしてると半袖から考えがちなんですけど、なるほどということで長袖になりました。

萩:ランナーは運動量が多いから、オーバーヒートするのを嫌がりますけど、逆にハイカーは寒さを危惧しますよね。だから袖は長い方が良いっていうのもありますよね。

西:このロングスリーブシャツを出すにあたっては、だいぶ模索しました。

吉:ディテールにこだわりましたよね。まずは襟なんですけど、milestoneのウェアはどれもユニセックスなものを作ろうとしてるんですよね。女性にも沢山着て欲しいので、襟のごっついものは男性的で着難いだろうなというのがあって小さ目にしてます。最初に話したように、西岡さんはカッチリしたスタイルなので、アロハみたいなオープンカラーシャツのラフなイメージではないんです。その辺りは相当こだわって台襟付きです。

西:「台襟(ダイエリ)」って今回初めて聞いた専門用語で、一般の68%の方は知らないよね(笑)

吉:67%かもしれんけど(笑)

西:わかる?

萩:襟の高さを出してる部分ですよね。ネクタイを締めるための。

吉:あまり意識しないですよね。けど西岡さんは意識せず台襟付きのシャツを選んでると思います(笑)。逆に女性がなんとなく着やすいものは、台襟が付いてないものが多いです。今回のシャツは台襟付きでも女性も着やすい襟の高さとサイズになってると思います。ちなみに、風の強い稜線に出た時でも襟がバタつかないように、隠しボタンダウンになっています。

西:吉田店長とパタンナーのJさんとで、だいぶやり取りしてくれてたよね。

萩:フロントのボタンも隠してますね。

吉:比翼仕立てのドレッシーなシャツのようにスナップボタンを隠してます。この辺がmilestoneらしさかなと。

西:スマホが入る左胸のポケットもボタンを隠してるよね。

吉:袖のボタンは縦ではなく、横並びで二つ付けてます。ドレスシャツでよく見掛けると思いますけど、時計見る時に引っ掛からないように、袖口広めでも留められるようにしてます。簡易なスナップボタンなのに。必要なものはクラシックなシャツのディテールを継承しながら、剣ボロのボタンは要らんやろって不要だと思うものは付けてません。

萩:広い方で釦留めて、そのまま折り返しも出来ますよね。腕時計の見やすさは、オニオンフーディやクラウドフーディから継承されてますね。

吉:命よりログが大事なんで(笑)

西:生地自体通気性が良いけど、背面にベンチレーションを8個つけてます。そしてその下には両サイドにタックを入れて、自転車に乗って前傾したときにも突っ張らないようにしてます。生地にもストレッチ性はあるけど。ロゴは背中にワンポイントで刺繍してて、その上にアクセントとしてハンギングループを付けてます。グレーにはオレンジ色の、

ネイビーにはブルー系のループで。

吉:脇にもベンチレーションとしてドットを打ってます。普通のシャツよりは腕を上げやすいパターンになってます。裾は一般的に、タックインするためのシャツだときつくカーブしてて、オープンカラーシャツのようにインしない前提のものはフラットです。このシャツはゆるくカーブしてるので、裾をインしても出してもどっちでもいける作りです。

西:カジュアルに街着としても着れる、シンプルで着やすいシャツに出来上がったよね。

 

・これで終わりじゃない

 

西:じゃあ、いかにPRするかっていうところで、まずはカタログ用にナバちゃん(ハイマートベルグ加古川店の菜畑店長)とピロピー(パタゴニア大阪店の100マイラー)を兵庫県某所で撮らせてもらいました。

西:そしてつい先日、九州から大御所の名監督を呼んで動画撮影にも行ってきました。アウトドアの撮影あるあるなんですけど、天気に左右されて、リスケのリスケで3回目だったんです。発売時期も迫っているし、編集してもらう時間も考えると、何が何でも撮らないといけない状況で。

吉:多少天気が悪かろうと。

西:ちなみに、今回は吉田さんと二人でロケハンに行きまして。3月中旬に積雪が腰まであって。

吉:3月末の撮影予定だったんですけど。

西:春夏ウェアに雪はあかんやろということでリスケして。今回、動画撮影に協力してくれたのが、マサルくん(peg.の店主)とアユミちゃん(Jindaiji Mountain Worksの森さん)

 

稜線は過酷な爆風で、寒い中ショーツになってもらって。

西:トレイルランナーには、レース会場までの移動着としてカジュアルな感じで着てもらいたいし、登山をする人やハイカー、自転車に乗ってる方、釣りやってる方、アウトドアアクティビティをやってる方たちにも、幅広く着てもらいたいと思ってます。もちろんゴルフウェアとしても。笑

吉:昨日も源流釣りに着て行きましたよね。

西:私ちょっと滑落しそうになりましたけど(笑)生地がストレッチして、ぐっと踏ん張れたかなと思います。後ろにファスナーが付いているので、車の鍵や大事なものを入れるのに安心感があるなと改めて思いましたね。

萩:大き目なポケットには地図も入るし、釣りは小物も色々あるので便利そう。あと、ウエストがベルクロで調整できるのは良いですね。シルエットが選べそうで。

吉:ルーズなシルエットが好みの方はワンサイズ上げて着てもらったりもできます。

西:逆も然りで、僕なんかMサイズのベースになってるのにSサイズも穿いたりするから。

吉:シュッとしますね。

西:好みのスタイルで着て楽しんでもらえるんじゃないかな。ロゴの主張が低いのも良いかと。

吉:最終的にロゴも小さく修正しましたよね。あとは、お好きな動物を選んでもらえれば。

萩:どうぶつ?

吉:今回、パンツの色の名前を動物シリーズで付けてます。全部で4色。もともとは3色で。まず茶系を西岡さんが、これムースにせえへん?て。じゃあ動物でいきましょうと。次にグレー系はコアラ、最後のグリーン系が決まらなくて、こんな色の動物おる?って探して探して最終的にアシカにしたんです。けど途中から工場とのやり取りの中でアザラシに変わってました。最終確認でアザラシでしたっけ?って連絡が来て、間違いです、アシカです。ってなりました。

コアラ↑

ムース↑

アシカ↑

萩:ちなみにムースって何でしたっけ?

吉:北米のヘラジカを英語でムースと呼びます。あと、やっぱり黒はみんな欲しいよねって足したんですけど、時間がなくて、西岡さんに内緒でシャチにしました。ちゃんと報告する前にメールでバレましたけど。

シャチ↑

西:どれを穿こうか悩むよね。

吉:シャツは空をイメージして名前をつけました。ネイビーがトワイライト、

ライトグレーが曇り空のオーバーキャストです。

吉:最後に原価計算終わってから、『シリーズ化したいから、キーホルダーつけよう!』って言い出して。

萩:いつものちゃぶ台返しですね。Fast Trail Glove の時も、そんなんありませんでしたっけ?(笑)

西:確かに!(笑)カラビナ付きにしたもんね。今回は、ただのキーホルダーではなくて、自転車やザックにも付けてもらえる安全のための反射材、いわゆるリフレクターです。ライトメーカーなので、ピカっと照らした時に照らされる方を作ってもおもろいんちゃうかなとぶっ込みました。採算度外視で使ってもらえる『あって嬉しいもの』を付けたかったんです。これから発売するdayBreakシリーズの全ての製品に付けさせてもらいます。既に販売しているメリノにはついてません。あしからず。

萩:自転車のサドルの下に付けられますね。

吉:お値段ですけど、

dayBreak Long Sleeve Shirt とdayBreak Shorts 8_inch が13,000円(税抜)

dayBreak Long Pants が16,000円(税抜)

吉:値段見て二度見される方が多いじゃないかと(笑)怒られました、安過ぎるって。

西:作ってる時は値段の話はしない。なぜなら良いモノを作るのが大前提やから。最終的にそろばんを弾いて、自分ならこの商品にいくら出せるかを熟考する。結果的に、魅力的な良い値段になったんじゃないかなと。

吉:ロングパンツのみ7月頃になりますが、コチラも是非チェックして頂きたいです。

西:今回新たにdayBreakシリーズとして、3アイテム作ったわけですけど、これで終わりじゃなくて、今後もこのシリーズの仲間になるアイテムを引き続き検討していきます。

最後になったけど、コンセプトを読んで終わりにしようかな。

吉:じゃあ読み上げますね(ナレーション風のええ声で)

 

大自然の中で、自分自身と向き合うことの多いトレイルランニング

デイブレイクシリーズでは、そのアクティビティを通じて、

 より自分の外側=自然と多く向き合えるようなアイテムを提案していきたい

衣食住を持って、バイクパッキングをしたり、ロングトレイルを歩いたり

 走っていた時よりも更に深く、鮮やかに自然を感じながら前へと進む

 

-新しい自然との対話の夜明け (daybreak)- そんな体験を、マイルストーンと共に

吉:いやあ、アウトドアって本当に楽しいですね。それではまた来月。(淀川長治風に)さよなら、さよなら、さよなら。

西:それ、毎回やるつもり?(笑)

 

今回は、新しく始まった「dayBreak」シリーズについて教えてもらいました。シャツの素材はウィンドシェルのようなナイロンではなく、風を通すポリエステルなので街中でも着やすそうです。パンツもカラーバリエーションが多くて、上下で着るなら何色を選ぼうかと悩んでしまいます。そこがいちばん楽しいことろなんですけどね。

ヘッドランプを照らして夜通し走るのも楽しいですが、早々にテントを張って早寝して、朝陽を眺めるのも山の醍醐味。山なら早起きできるのに、街ではそういう訳にはいかないのが、染み着いた夜型人間の残念なところ。山と街の境界がない「dayBreak」を着てたら早起きできるかな、と安易にモノに頼ろうとする、そういう性格の問題な気もしますが。

冒頭でお気づきかもしれませんが、今回から「架空のポッドキャスト番組」という「設定」になっています。これまで通りテキストでお届けしますのでご心配なく。次回もお楽しみに。

 

文・構成/萩原

 

今回も渾身の作品が完成したのでコチラも是非ともチェックしてもらいたいです

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