そんなルーシーがトレイルランニングの世界最高峰の祭典「UTMB」の中の一つ、「CCC」に出場するかも?という情報をキャッチした。
弊社もUTMBのサロン出店を予定していたので、事前に会えないか?また可能であれば、動画撮影を行えないか?と聞いてみたら、”喜んで!”と二つ返事でした。
前回、フランスで撮影したプロモーションビデオのクオリティが高く、センスも抜群のチーム、PeigneeVerticaleにお願いする事に。
スケジュールを確認すると、レース前は互いに厳しいという事で、その一週間前なら双方共にOKと承諾を得た。
製品を送って、丸投げで撮影をお任せするのは絶対に嫌だったので、友人宅に一週間お世話になり、前入りすることを決断。
そして撮影当日、ルーシーがシャモニーから撮影場所のアヌシーまでバスでやって来てくれた。初対面だが、直ぐに打ち解けた。
カメラチームの2名と合流し、車で現場へ向かった。
おおっ、隣にルーシーが居る。
山道を走っていると、牛達が
登山口へ到着すると、豚と犬が迎え入れてくれた。
ここから山頂を目指す。
さすがプロアスリートとプロカメラマン達。足取りが軽やか。着いていくのが精一杯。汗
信じ難い光景とはこの事。下界は曇っていたけれど、我々は雲の上だった。泣。そこからサクサクっと打ち合わせを行い、撮影開始。
自分は撮る側の予定だったけど、急遽撮られる側に。「作り手が表に出る」という事はエンドユーザーにもその思いが伝わるよ!と言われ。結果、こんな感じに仕上がりました。渾身の作品。
是非ともご覧下さい。
今年、UTMBに初めて出店致しました。今回の同志達と。サロン入り口で記念撮影。左からニューハレ竹谷氏、私、土井選手、ニューハレ芥田氏、ANSWER4小林氏。
ブースは「シャレー」と言われる小屋で、このシャレーが本当によく出来ている。
カウンター取り外し可能。ブース内にお客さんに入って貰うならカウンター無しが良いです。前方の扉が開閉式になっているので屋根代わりにもなり、雨が降っても商品が濡れる事は無いです。
弊社の場合は1人で対応なのでカウンター有りです。
中には、イメージ写真を並べ、
側面内側には、ヘッドランプを並べてみました。笑
カウンターにはメインアイテムのトレイルマスター を並べ
海外の方達にも操作性を体感して貰う。
フィット感が良いと好感触。
重さは感じない。と
又、今回キャンペーンに当選されました5名の方達にもブースへ遊びに来て貰いました。
山崎さん
黒田さん
那須野さん
松広さん
松浪さん
そしてトレイルマスター のPVのモデルになってくれた2人
ANSWER4のコバさん
私が1人での出店だった為、ニューハレの竹谷さんが店番してくれたり(笑)、芥田さんにも気にかけていただき、本当に助かりました。
左から土井さん、山崎さん、立石さん、私
SalomonアスリートのLucy Bartholomew。ルーシーはアメリカのWesternStates2018の女子2位という強者。彼女と撮影したトレイルマスター のPVも近日中に完成予定。お楽しみに。
そして、そして、とても嬉しかったのが、約4年前。フランスのパリ地下鉄で彼を見つけ、その佇まいと雰囲気に魅了され、マイルストーンのモデルになって欲しいと依頼しました。(ご存知の方も多いかもしれませんが、マイルストーンのモデルは全て一般人。しかも、私が見かけて絵になる!と思った方々にお声がけをしてモデルになってもらっています。基本的には皆さん了承していただき過去98%撮影に成功しております)がしかし…あっさり断られてしまった。汗。マイルストーンの製品の細部まで見て、少しオモチャっぽいから、モデルは出来ないなと、、、涙。その悔しさもあり、もっと良いモノを作りたいと思い、トレイルマスター が出来た!と言っても過言では無い。そんな彼が、ブースに立ち止まり、「お前、昔俺に声を掛けてきたよな?」一瞬わからなかったが、そのヒゲと雰囲気で直ぐに思い出し、「あの時の!」と。当時のモノと、トレイルマスター を見比べ、随分良くなったなと。お褒めの言葉を頂きました。泣。彼はアメリカ軍隊の様々なプロダクトデザインをしている方だったみたい、、、だからプロダクトの細部まで見てたんだと再認識。ちなみにUTMBにはサポートとして参加。トルデジアン(約330km)に参加するとの事でしたので、再会の嬉しさのあまり、トレイルマスター UTMB限定セットをプレゼントさせて頂きました。
先程までの疲れや痛みもこのゴールを見ると吹っ飛ぶのであろう。
やはり、この空気感、周りの歓声、最高です。
サポーターのイチロウさんと一緒に
日の丸を掲げゴール。96位。快挙です。
良い顔してますw
今回、初めてUTMBに参加しました。噂通りの素晴らしいレース。色々とありましたが、とても感動致しました。土井選手有難うございました。そしてお疲れ様でした。
又、サポーターのイチロウさん、その他サポーターのサポートの皆様、関係各位、又来年、会場でお会いしましょう!
完
クールマイヨール。
休憩中の土井選手の周りが急に騒がしくなった。そう、レジェンド鏑木選手だ。ご家族を始め、NHKやNEVERプロジェクトのクルーなど総勢10名以上はいた気がする。
鏑木選手と土井選手は確か「チーム100マイル」という同じチームに所属しているとか?で、鏑木選手は言わば先輩、もしかしたら恩師なのかもしれない。
体調不良のせいでテンションが下がっている土井選手を見て
鏑木選手「どうしたの?下痢?下痢くらい大丈夫でしょう?」**これは後にトレイルランニング業界内では少し有名な逸話になったとか?汗。
それを聞いた土井選手、「無茶言うな、この人。。。」と苦笑い。
鏑木選手から「一緒に行こう!」と天使の囁きが、、、
少し悩む土井選手。
正露丸を飲んで
さぁ、一緒に行こう!と決心をする。
すると、「一緒に行こう!」と言った鏑木選手は、土井選手を放って足早にクールマイヨールのエイドから先に出て行った。笑。「一緒に行こうって言いましたやんww」と土井選手の笑顔が見れて一安心。しかし鏑木選手の天使の囁きが無ければ正直、土井選手ここでDNF(リタイヤ)になるかと正直思いました。
続く
8月30日(金)17:45。教会前のスタート地点。スタート15分前、MCが会場を盛り上げ、お決まりのBGM(Conquest of 〜)から手拍子へと、ボルテージがマックスに上がっていた。
さすが世界一の規模を誇るUltra Trail du Mont Blanc、通称“UTMB”。ランナーだけではなく、観客、メディア、関係者の数が多く写真を撮る方も一苦労。
人ごみをかき分け望遠レンズでスタート前の土井選手を発見。
カウントダウンと同時に一気に約3000人ものランナーがシャモニーの街を駆け抜け、170kmという長旅に出かける。
第一エイドのLes Contamine”コンタミン”。トップ選手のパウ、グザビエが通過し、土井選手を待ち構えていた時に、信じ難い光景が、、、、特徴のあるヘッドランプの形状を見つけ、急いでカメラをランナーに向けた。なんと中国のサロモンアスリートのDeng選手。*後に彼の事は同じサロモンアスリートの大瀬選手に教えてもらうことになる。
日本人ではないトップランナーがトレイルマスター を装着している、、、
アメリカ人のアルトラアンバサダーのジェイソン・シュラブ。
初めてレースで見たが、長身で歩幅が大きい。
アジアの選手。だが名前は知らない。
そして、土井選手が45位でやってきた。落ち着いた様子だが、イヤホンを付けている。音楽でも聴いているのだろうか?どんな音楽を聴いているのかが気になるw
その後、去年、トレイルマスターのモデルをやってもらったフランス人のファビアンも到着。この時点で弊社製品を装着して走っているランナーが、、、なんと、、、6名。 この世界最高峰のレースで、、、まさか、こんな光景が見れるとも予想していなかったので、嬉しさのあまり涙が出てきました。*これホンマです。
クールマイヨールに移り、土井選手を待つ。「来た!」っと思ったら笑顔でハイタッチをする奥宮選手だった。調子が良さそうなのは伝わってくる。
「遂に来たっ!」と思ったら、NEW HALEの芥田さん。突然横から現れました。笑
そして遂に来た!土井選手。あれ?、、、歩いている。。。
んっ?、何かおかしい。
土井選手の見た事のない表情。
お腹の調子が悪い、、、と
この状況で最後まで(次のエイドまでも)走れる自信がない。と
横になり深呼吸する土井選手。僕はサポーターではなく、あくまでもカメラマンというポジションだから、気軽に声は掛けにくい。心の中では、“頑張ろう!取り敢えず次のエイドまでは行こう!”と叫ぶも声には出せない。慎重に見守り、シャッターを切る。これが僕の出来ること。そしてその後、ドラマが、、、、続く
OR最終日。搬出後、去年会場で知り合ったInov8アスリートのPeter Marksimow氏@petermarksimowに撮影を依頼すると快く引き受けていただいた。
撮影していた近くに、ランニングショップ「Berkeley Park Running Company」@bpruncoでアメリカのトレイルランニングレースの最高峰「Hard Rock Endurance Race 100 mile」のレセプションがやっているとの事で覗きに行った。
会場にはたくさんの人達がAltra Ambassadors達のお話を聞いていた。
イベントも終わり、関係者のみでお話をしていると店主が「このヘッドランプ、とてもNICEだからみんなチェックしてみて!」と。
常に笑顔で面白い店主のCHRIS氏。milestoneのオリジナルキャップをプレゼントしたらとても喜んでくれた。笑
なんと、あの、あのJason Schlarb@jasonschlarbと彼女のMere June@merejuneが
MS-F1:Trailmasterについてとても興味を持ってくれた。聞くところによると来月開催のUTMBで装着して走りたいという、、、とんでもない、ありがたいお言葉を頂いたので、是非!という事で持っていたサンプル品をプレゼントしました。
アメリカは何が起こるか分からない。こんな事があるのか!?
最後に「よし、milestone製品を取り扱いしよう!」と行ってくれたChiris氏。milestoneアメリカ上陸の日も近いとか!?
Stay Tuned…
Photo taken by Peter Marksimow and Masa Tomita
翌日はORが主催している体験型イベント”OPEN AIR DEMO”に参加する事に。カヌーやサップ色々体験することができますが、
貴重だったのが、こちら。はい、ピストルですね。こちらはPepper Gunといって鉄砲玉ではなく、ボール状の球中に胡椒が充填されています。人を殺めるのではなく、当たると相当痛いですが、胡椒の威力で悪人も堪忍するほどとのこと。実際にデンバー警察署にも採用されているそうです。
そして、場所を移してメイン会場へ
目印の熊が会場内を覗いていますね。出展メーカーをサクッと。以下ご参照ください。
ザッとこんな感じで錚々たるメーカーさんが展示されていました。
そして、やはり今年も圧巻のプロモーションをしていたのが、KEEN。
おもてなし感たるや半端無い。観覧車からココにいる全員の食べ物、飲み物、お土産などを用意している。
展示会場の真ん前でジャックする感じ。
一言で言うと、さすがアメリカ。スケールがでかく、刺激が多い展示会でした。
つづく
追伸:SNSでトレイルマスター のキャンペーンを行なっておりますが、当選者発表は来週月曜日にさせて頂きます。
久々のブログ投稿です。
先週、アメリカはコロラド州デンバーにて行われました、BtoBの業者向け展示会、アウトドアリテイラーショー通称“OR”に行ってきました。夏のショーは数年前に視察で来て、今回は初出展。
スムーズに行けば、大阪→サンフランシスコ→デンバーという流れでしたが、デンバー着陸時に雷雨などの荒天の為、上空で旋回し続けるも燃料切れでニューメキシコへ。汗
機内の中で3時間ほど過ごした後、ようやく約束の地デンバーへ。
皆さん疲れ切った様子でスーツケースを待つ。
弊社の場合、展示什器の専用ケースが大きい為いつも別の所から出てくるが、無事に荷物が届き、先ずは一安心。
翌朝、時差ボケだったので早朝から周辺の位置確認も兼ねてダウンタウンまでモーニングランする事に。
すると自転車に乗った集団が多いと思えば、どうやらイベントが開催されていた。
週末の朝6時頃から、皆さん軽快に自転車で賑わう。
そして、ホテルから徒歩圏内にあったアメリカアウトドアショップ最大手”REI”に行くと、YETIのソフトクーラーが!?この上の色は個人的にツボでしたが、今回も見送る事に。笑
そのあと、隣町のボルダーへ!来年の東京オリンピックの正式種目になったボルダリングの名前由来もこの街、ボルダーから来たとか!?
ボルダリングの聖地。と言われるのがよく分かる。大きな岩があちらこちらに。
圧巻のモニュメント的存在のDevil’s Thumb。デビルの親指。
街全体が標高1500メートル地点にあるので、既に空気は薄い。そこからサウスボルダーピークを狙う。
トレイルを歩き、時には走り、環境に慣れていく。
ようやく到着した山頂からの景色は最高でロッキーマウンテンが見えた。
あまりに景色が綺麗だったので少し写真加工で遊んでみました。
つづく。
今年も行ってきました「UTMF」。ご存知でない方の為に「UTMF:Ultra Trail Mt. Fuji」とは走行距離100マイル(約168km)にも及ぶ富士山の山麓、登山道、歩道、林道を走り繋ぐトレイルランニングレース。ワールドシリーズ21戦の中、日本で開催される唯一の大会。
私自身は今年で2回目の参加。走る方ではなく、出店の方です。汗
スタート前から雨が続きトレイルは寒く、泥まみれが予想された。
今年、MS-F1:Trailmasterをサポートさせていただいたのは、貫禄十分の土井陵氏。
陽気で元気な若手のホープ、川崎雄哉氏。milestoneキャップ着用で走ってくれました。
レースウェアに「“milestone”のロゴをプリントしましたよ!」って見せに来てくれたキクリンこと菊島啓氏。
そしていよいよスタート3分前。このピーンッとした空気感、全身に鳥肌が立ちます。現場にいる人のみが分かるこの緊張感。
カウントダウンが始まり一斉にスタート。
トップ選手は凄い勢いで観衆を抜けてトレイルへと。3人の中で一番最初に「A2 : 麓 / 50km地点」に到着したのはトップ10以内に食い込んだ川崎氏。笑顔で調子は良さそうでした。
続いて土井氏が現れる。
100マイルレースなのでまだまだ序盤とサポーターと会話を交わす。
そして菊島氏が到着。が、急いでいたのか、トレイルマスターを逆さに装着するハプニング。笑
お茶目なキクリンは笑顔で装着し直す。
サポーターにはVESPA斎藤さん
そして「ヤマケン」こと山本健一さんという最強サポーターのお二人と握手を交わす。
「キクシマスマイル」を振りまき、麓を後にする。
そして「A5 : 勝山/ 95km地点」に現れたのは川崎氏。
トップ10をキープしているので、エイドに到着するとメディアが囲む。
トレイルマスター のサイドに装備されているQDS“クイックダイヤルシステム”をもサポーターが調整する。隣で大瀬選手がライブ中継をされていました。
少し表情が曇っていたのはレンズ越しに伺えた。既に足に違和感を感じていたのか!?
続いて土井氏がやってきた。
奥様から愛情でチャージ完了。フル充電されていました。笑
そして「A7 : きらら / 127km地点」。川崎氏がリタイアしたことをココで知る。
以前、土井氏が行っていた“100マイルレースはココからが勝負”。トレイルマスター の光で履き替えたシューズの紐を入念に縛りチェックする。
明け方の二重曲峠。
そしていよいよ最終エイド「A9 : 富士吉田 / 159km地点」親子三代で走る光景は感動したが、土井氏の表情が相当辛そうなのが伺え、後に肉離れをしていたことを知る。
ココまで来たら、気合いと根性で走る姿に感動する。
ゴール直前、後ろから追ってきた伊藤氏に追いつかれるも、子供たちが迎えに行く。大瀬氏は笑顔でライブ配信中。
まさかの去年同様、感動のシーンを2度も味わえるとは… 泣。同時ゴールで8位、22時間51分39秒。
鏑木実行委員長よりインタビューを受けるお二方。
表彰式では晴れた笑顔で
8位おめでとうございます。
そしてマイルストーンブースに報告しに来てくれました。
結果的に天候悪化で積雪し、主催者よりレース短縮がアナウンスされた時点で最終エイドを出発していたランナー男女91名は100マイルを走り切ることが出来た。菊島選手は焦らず飛ばさずで77位、29時間13分39秒でゴール。最後までやり通すスタイルには感動しました。
そして今年はトレイルマスター を装着しているランナー「トレイルマスターズ」の姿も見かけました。
やはり現場で自社製品を装着している方を見ると感動しますね。思わず声をかけさせてもらいました。笑
これからも一人でも多くのランナーに明るさ、視認性、装着感、操作性を感じてもらいたいと思います。
また来年UTMFでお会いしましょう!